2006年09月26日
究極の木材②
あちらこちらの製材所を探しつつも、さらに問題が浮上してきた。
木材を乾燥させるまでの過程で、防腐剤などがかけられた木材で反応が出てしまった症例があるらしい。
「!?」
どういうことですか?
お客様に聞いたところ、雨の降る季節に切り出した木材の中には、搬送の前に防腐剤がかけられることがあるらしいのです。
10%以下の含水率のほかに、「防腐剤がかけられていない木材」という新たなハードルが現れました。
しかもハードルはこれだけではありませんでした。
木材を乾燥させる方法はいくつかあるのですが、日本では蒸気乾燥というやり方が一般的です。
蒸気を使って「割れ」を防ぎながら乾燥する技術なのですが、ほとんどの製材業者は地下水を使っているらしいのです。
この地下水が、いろんな化学物質で汚染されてしまっていることがあるのです。
鉄分やら、砒素やら、アンモニアやら・・・
地下水利用も工業用の利用には水質基準がないということがわかりました。
しかも、製材所のほとんどは地下水を利用しているのです。
超えなければならないハードルは全部で四つになりました。
「防腐剤がかけられていない木材」
「汚染された地下水を使わない蒸気乾燥した木材」
「10%以下の含水率である完全に乾燥した木材を使う」
「乾燥していても大工が施工できる物でなければいけない」
これらを超えることが成立条件となることが明らかになりました。
建築関係の人が見ましたら、これがどういうことかわかりますでしょ?
「そんな木材ないだろう・・・」
さてどうしたものでしょうか・・・?
冒険の旅はまだ続きます。
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- at 23:31