2006年09月27日

究極の木材③

ますますハードルが高くなっていきました。

建築地は北海道なのに、九州に良い製材所があると聞いて問い合わせたり・・・

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集成材は乾燥したものがあるのですが、接着剤問題がありダメでした。
また、小片の木材を圧着させるため、木材の履歴が全然確認できません。
いろいろな産地の木材が混ざっているとのこと。


森林組合に問い合わせても、防腐剤までは管理しているが、蒸気乾燥に使う水質までは管理できないとの回答。
10数箇所に聞いて同様の答えでしたし、「そんなことをしているところを知らないか?」と聞いても「知らない」「ないんじゃない」との回答。


中にはとてもよい木材を作っている組合もあったのですが、人口乾燥をさせていないので、良くても14~15%の含水率が精一杯との答え。


構造材は4メートル近い寸法になるため、釜に入れて乾燥させるには大きすぎ、特殊な設備を持っているところでないと、そんな木材は作ることができないという回答でした。


北海道でも大手の木材生産をしている会社で、化学物質過敏症のためのシェルター(避難所)用の木材を作っているという話を聞きつけ問い合わせました。
「うちのは15%までですね。それ以上は乾燥できない」
避難所用の木材を作っている会社でもそれが限界。


ちなみに避難所に避難するほど重度の過敏症の人の中には、避難所ですら生活できなくて出て来る人もいるということも知りました。
本当に難しいらしいのです。


ますます燃えてきました。


探しに探して、やっとある会社を見つけました。


森林組合とも仲がよく、履歴の確認ができる木材を仕入れることができました。
蒸気乾燥もとても飲料可能な地下水をさらに処理をして良質な水に変えた後に使用しています。
構造材の乾燥も、含水率8~9%まで落とせるとのこと。
乾燥のための巨大な釜を持っていること。


本当にそんな木材を作っている会社があったのです。
ここではK社としておきましょう。


釘を効かせるために硬い木材は使えないことから、北海道産のとど松を使うことにしました。


サンプルを取り寄せて、一晩枕元において試してもらいましたところ「大丈夫だと思います」の感想。
このときは本当にうれしかったです。


ネックだった合板関係も、K社のコネクションで、お弁当箱の接着剤に使うアルファオレイン系の接着剤で無害化を目指した合板が手に入ることになりました。


「防腐剤がかけられていない木材」


「汚染された地下水を使わない蒸気乾燥した木材」


「10%以下の含水率である完全に乾燥した木材を使う」


「乾燥していても大工が施工できる物でなければいけない」


これらのハードルを越える木材とやっと出会うことができたのです。


今回は木材に限定してのブログでしたのでこの辺で一旦終わりしにます。
結果としては成功したのですが、途中大小の失敗はありました。
反省点もあったのですが、自分の言ったことに責任を持ち、自分で動き回り結果を残せたこの案件は、仕事に対してとても自信につながりました。


また、別の機会にくわしくお伝えしましょう。


もしも、シックハウスや化学物質過敏症の方で新築をお考えの方がいましたら、マイホームコンサルタントをご紹介下さい。
きっとお役に立てる情報を持っていると思います。


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