2007年01月06日

面白い動き

建築業界の仕組みについて、少し語りたいと思います。

穴掘り人夫で日給7,000円が最低賃金でした。

HMの営業では月収500万円を超えたこともあります。

月とスッポンですね。

そんな経験を通して、業界の矛盾点の復習をしたいと思います。

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経営者は出きる限りよい人材を安く使おうとします。


労働者は少しでも良い条件の元で働きたいと願います。


建築の仕事は特に難しいことはありません。


基本に忠実にコツコツやっていると、ほとんどの人が同じレベルまで技術や知識を習得できます。


下請け仕事なんかの場合、お客様との関係ができた担当者がそのお客様を持って行って独立するなんてことがしょっちゅうあります。


せっかく育てても仕事を覚えたら独立。


これが慣例化していますので、経営者からしてみると、疑心暗鬼になってしまうのはやむを得ないともいえます。


注文住宅関係の季刊発行の雑誌を見ると良くわかります。
新しいビルダーが出てきたのかなぁ、なんて見てみるとソックリの住宅があったりして、コネを伝って聞いてみると「あそこから独立したんだよ」なんて話はゴロゴロあります。


お世話になってノウハウを覚えた途端、泥棒のように同じ客層を狙った住宅会社を作る。
こんなことを繰り返している業界ですから、「あわよくば」「抜け駆け」「出し抜き」なんて珍しくありません。


裏切られた経営者も
裏切って独立した経営者も
同じ状況が発生しないように、疑心暗鬼になる。
なんだかなぁ、という構図がそこかしこにあります。


真似のできない技術とか、真似のできない販売方法とか。
独自のノウハウを持とうと躍起になってしまう原因にもなっています。
それはそれで新しい技術の開発にもつながり、良い面を持っていたともいえます。


しかしそれも行き過ぎる傾向があり、こういう背景から、工法の数500以上という難解極まりない建築の多様化につながる副作用をともないました。


私は知識の面で誉められることがあります。
確かに一般的には知っている方かもしれませんが、知らないことが多すぎるというか、とても認識しきれないほど広大無辺な多様性を持っているのが日本の建築業界です。


このような国は他にありません。


工法数500以上。


どう考えても異常じゃありませんか?


一級建築士だからとか、業界で20年のキャリアがありますとか。


そういう話じゃないですよね。


どうやっても把握しきれないのです。


建築基準法自体が「護送船団方式」の考え方に基づいているのもひとつの原因でしょう。


知識や技術の遅れている業者でも、建築業を営むことができる背景は、法的に認められていることによるものが大きいのです。


一般のユーザーは業者保護に基づく「官の考え方」の事実を知りません。


なぜ遅れた知識や技術の工法が認められるのかご存知ですか?


耐久性の低い建物の方が、経済が活性するからです。


国会議員が研修費で海外視察に行きます。


これは50年以上繰り返されています。


もちろんその中には、住宅に関する視察も行っています。


視察は繰り返されていますが、建築の基準は遅々としていっこうに変わりません。


基準らしいものができても、有名無実。


誰でもクリアできる中身のない基準が増えていくだけで、国民本位の中身のある法改正はほとんどありません。


相も変わらず欠陥住宅は作り続けられていますし、シックハウスに関する基準ができても、「家に住めない」といって訴訟がおき続けています。


その建設会社のやり方が、10年前のものなのか、20年前のものなのか知らないのです。


あるHMは輸入住宅を扱っていますが、現地では40年前の仕様で建てています。


しかし、日本では次世代省エネ住宅の基準を通ってしまいます。


他国の40年前の仕様が、日本の次世代基準をクリアーしているのですよ!


この事実を知ってあなたはどう感じますか?


そのくらい日本の考え方や基準が遅れているということです。


そんな背景を持ちつつ
義務のある保証は10年。
固定資産税評価は20年強。
住宅ローンは35年。


こんな風に年数が一致しない価値を持った住宅の乱立を起こしています。


比較検討する前に、やはり目的をしっかり持った計画にしないといけません。


比較検討は無限に続きます。


目標を持った計画は、合っているか合っていないかの判断ができます。


そんな家の建て方をたくさんの人に知ってもらいたいなぁと思います。


長くなりましたのでまとめますね。


建築業界の工法数は500を越えるため、全てに精通している人間は業界の中にもいない。
建築の法令基準が甘いため、時代遅れの粗悪な建物を建てても違法ではない。
そういう背景があるので、比較検討よりも先に、自分の目的をはっきりさせる方が大切。


これから家を建てる人は心がけてくださいね。


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コメント

僕は独立する時に「業界革命」を起こしてやる!
とか訳の分からない野望を抱いて、お世話になった工務店を飛び出しましたが、
あなたのやっていることを見ると、いかに自分の考えが愚かか、と言う事を実感させられますよ。

そして、あなたの努力と熱意・勇気には賞賛いたします。
あっぱれ!

僕は無理だと思いますが、あなたは行ってください!
僕も、無理だと分かっていても、あきらめる事はしません。

いかんいかん、こんなとこでコメンと書く前に、自分のブログの返事を書くのを忘れていた。

私のやろうとしていることには、ちしおさんのような人が必要なのです。

いつものコメンテーターのような人たちも必要な人たちです。

いつものぞいて下さる人たちに聞きます。
私やコメント常連の人たちのブログに、住宅の営業マンがコメントを書くことはありません。
いえ、書けないといってよいでしょう。
書けない理由があるからです。
その理由は公開しませんが、表面的に調子を合わせることができないくらい、私たちは真剣な部分を持っています。

私も25歳の時に、「20年後の日本を変えてやる」と酔っ払ってはいつも吠えまくっていました。
あと、7年。

死狂いにて、取り組みましょう。

コメントしていいっすか。
私。工務店の営業なんですが・・・・

要は
住宅の質について,建築主の立場で説明
注文者の息のかかる前で,真実をさらけ出す
つくる方は,現実認識を!
でしょうか。

知性 ならぬ 「恥性」 とは こういうことですかね

tatsuroさんも業種でくくると営業になってしまいますが、考え方が営業ではなく、お客さんの生活を一緒に考えるクリエイターですよ。

私の言う営業は1棟売っていくら、の世界に生きている人。
それが基礎になっている人。

違いますでしょ?

表現が雑で誤解させてしまいましたね。
申し訳ないです。

つまろところ、おっしゃるとおりで何も知らないお客様に、知らせないままに売ってしまっても「あなたたち恥ずかしくないんですか?」ということが言いたいのです。

今日は言っちゃったなぁ。
結構スッキリしました。
ありがとうございます。

そういうことですか!
それでは僕も似たようなもんですね~
「木」の知識・扱いについては、負けるとは思いませんが、それ以外となると・・・

でも、木造は「木で造る」と書きますから。
ふふふふ

急所は網羅している「つもり」なんです。

「つ も り」!!

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