2007年02月17日
日本の家
「日本の家」とはどんな家でしょうか?
日本国内で建っていれば「日本の家」にはなるのでしょうが、そういう意味ではありません。
日本らしさを体感できる家、とでも言いましょうか。
外国人に訪ねられたとしましょう。
「日本の家とはどんな家ですか?」
さぁ、あなたならどんな風に答えますか?
ちしおヒルズにインスパイアされましたので、忘れないうちに記事にしておきましょう。
彼の経営する会社は㈱輝節。
その施工により建てられた通称「ちしおヒルズ」に2泊しました。
結論から言いましょう。
彼の作る日本家屋は素晴らしいです。
それは間違いない。
住宅にもいろんな建て方があります。
それぞれに目的としているところがあり、正解なんてありません。
目的にあっているものを手に入れて喜んでいる人がいれば良い。
私はそんな風に思っています。
それはひとつの満足の形です。
住む人が満足できればいい。
そういう建物を否定する必要はありません。
ちしおさんの造る家がどのように素晴らしいのか説明しましょう。
10年後、20年後、30年後、40年後、50年後。
日本人のみならず、外国人が彼の家を見たとして。
日本家屋の素晴らしさ、美しさを感じることができるでしょう。
時代を超えて変わらない、日本の住宅文化の普遍的なエッセンスを持っているのです。
それは他の住宅では成しえない、「人の手が造る美しさ」を追求しているからです。
工業化住宅は職人の技術を必要としなくなりました。
誰が手掛けても、同じようにできる物が求められてきたのです。
その結果。
技術は廃れ、伝統継承者はどんどん減っていきました。
住宅に関して世界に共通して言えるのは、自国文化とイギリス文化かスペイン文化どちらかの影響を受けていること。
自国文化の住居はわかりますよね。
その国の家。
イギリスとスペインは植民地支配の影響。
世界中どの国においても、自国文化のほかはイギリス文化かスペイン文化の影響を受けています。
言い換えましょう。
住宅において普遍性というものがあるとしたら、もう、これらの3つのパターンしかないんですね。
日本においては、日本家屋とイギリス系の文化なのです。
輸入住宅も北欧だ北米だと言ったところで、植民地支配時代のイギリスの影響によって作られてきた国です。
大して違いはありません。
明治時代に作られてきた洋館を見てください。
全部イギリス文化ですよ。
新しいものはたくさん出てきます。
そして、すぐに消えていきます。
モダン住宅は30年前にもありました。
しかし、今のモダンスタイルとはかけ離れたデザインです。
考えてみてください。
時代を超えて通用するのが、日本家屋とイギリス系の洋風住宅だということがわかりますでしょう?
あなたが認めようが認めまいがこれは事実です。
そして、日本家屋のテイストを継承する人間が減り続けているのに対し、洋風住宅のテイストは比率として増え続けています。
原因はたくさんありますが、ここではひとつだけ指摘しておきます。
日本家屋はスピリットを持った職人が技術を磨いて始めて建てることができるのに対し。
洋風住宅はスピリットを持っていなくても技術さえあれば建てることができます。
どちらが簡単で、どちらが難しいかわかりますね。
日本家屋は造り手を選ぶのです。
技術だけでは建てられない。
職人たちスピリットと、住む人の「和」が無ければ建てられないのです。
設計図は平面図と立面図。
詳細図なんて必要ありません。
その場に立って見て、今ある良い素材の生かし方、住まい方を想像し組み立てていきます。
設計図は棟梁の頭の中。
棟梁の宇宙観によって造っていくような住宅。
私がちしおヒルズで読み取ったのはそれが限界。
しかし彼の造る家が、時代を超えて日本の住文化を語り継ぐ光を放つのは充分理解できました。
ちしおさん、ありがとう。
とてもよい経験をさせていただきました。
「ご希望と予算に応じてどんな家でも造るよ」は、ちしおさんの弁。
彼に頼むのであれば、日本家屋のテイストを存分に生かしてもらえる「お任せ仕様」がお奨めです。
お問い合わせは㈱輝節 http://kisetsu-j.jp/ まで。
見学だけでも一見の価値がありますよ。
- by
- at 12:09
コメント
ご紹介いただきありがとうございます。
座敷での睡眠は、いい夢を見ていただけたでしょうか?
匂いから来る安堵感で、きっと安らぎがえられたと思います。
体で感じる違いをこれからも提唱し続けていきます。
お互いに頑張っていきましょう!
ちしおさんの目指すところは完成することの無いスタイル。
やればやるほど葛藤するのがわかります。
自分をいじめるようなところが無いと続かないのが良くわかりましたよ。