2007年02月25日

住宅営業の始まり

輸入住宅の営業マンということで、転属されたわけだが右も左もわからない。

住宅の営業と、ルート営業とは全然違う。

営業と一口に言っても、商品知識だけでは売れないのが住宅営業。

今までの営業がまったく通じない世界に戸惑いました。

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初年度、1年間で取れた契約は2棟。


惨たんたるものです。


しかし、もともと仕事は好きだったのです。


勉強しました。


住宅を買ってもらえるまでのアプローチの仕方を。


研修にもたくさん参加しました、いえ、させられました。


営業研修で私にかけられたお金は、多分100万円を超えていました。


2年目、高額物件ばかり契約しまして、10棟の契約ながら社内で2番目の成績に。


営業が20名くらいいましたので悪い成績ではありませんでした。


その頃営業もしていたのですが、プランも自分で作っていました。


素人同然だったのに、なぜかプランだけはスラスラ書けたのです。


これは不思議でした。


後で気付く事になるのですが、実は私、小学校4年の時から住宅の広告は隅々まで目を通す不思議な趣味を持った子供だったのです。


その経験からでしょうか?


お客様の要望を聞いているだけで、プランが頭の中に浮かんでくるという体質だったのです。


自然に浮かぶものですから、何も考えない。


一部の人からはその不思議さを指摘されました。


「経験無いのにプランを良く描けるね」


営業も勉強したため、自分でプランを書けることもあり、成約率は高くなっていきました。


また、先輩にコンサルタント営業の達人がいまして、その人の手ほどきを受けることができたのも、とてもよい経験でした。


結果として、成約率の高い営業スタイルを身につけることができたのです。


売れるようになって、会社も人を増やしてどんどん成長させていこうという雰囲気の中、ある事件がおきます。


その事件に触れる前に。


ちょうど売れ始めた頃に結婚しました。


学生時代から付き合っていた今の家内です。


結婚してまもなく妊娠し、出産を迎えるこの時期にその事件は起きます。


営業同士のある飲み会。


上司を含む、年上の営業たちと飲み会の席で大喧嘩をしました。


私は輸入住宅のスタイルを壊しては「らしさ」がなくなるため営業が弱くなることを主張し、売れていない中途入社の年上連中は「売りやすい商品を作らないから売れない」ことを主張して、真っ向から対立しました。


その頃のその会社は独特のスタイルを確立し、確実にファン層を作っているところでした。


ところが、当時の営業責任者は営業ではなくセールスを増やしてしまったため、セールスしやすい商品を作れ、と会社に求めていました。
※営業マンとセールスは違いますよ。私の基準では。


それは当時の社風には全然合わない商品の開発まで求めるようになっていったのです。


「それじゃうちの”らしさ”がなくなるじゃないですか?そんな物を作らなくても売れていますよ」という私。


「人数が増えてくれば、足の速い商品が必要だ(買うまでの決断に時間がかからないという意味)。お前のやり方では会社が伸びない」


そこから始まり、延々と言い争いが続きました。


むちゃくちゃ腹が立ちました。


自分よりも売れていない人間がこぞって、「売れないのは商品が悪いからだ」と会社に「売れる商品の取扱い」を求め、売れている若造が「それはあんたたちが商品のよさをわかっていないからだ。ファン層がいるしスタイルを変えたら取り返しがつかなくなる」と主張したのです。


向こうは11名くらい、こちらは1人。


意地の張り合いの結果は「わかりましたよ、じゃあ辞めますから」と私が言うことになりました。


どういう流れでそうなってしまったのかは、今になってはわかりません。


涙が出ました。


こいつら頭おかしいぞ、絶対・・・


スタイルなんて変えなくても通用するのに・・・


口惜しくて口惜しくて涙が止まりませんでした。


そして、長男が生まれて二日目に辞表を叩きつける事になります・・・


なんと激しい人間だったのでしょう。


恐ろしいと言いますか・・・


それからの数年間。


家内の親族から、私は白い目で見られることになります。


当然ですよね。


長男生まれて二日目に先のことも考えずに辞表を出すバカですから。


独立といえばカッコウは良いのですが、実際のところは会社組織になじめない、自分を曲げない自己中人間がはじき出されたようなものでした。


壮絶な独立時代の話はこれから続きますが・・・4回じゃ終わらないなぁ。


とりあえず4回目では、とても大切なことに気付かされたところまでは書きましょう。


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コメント

あはははっ
ハチャメチャですね。
だけど。営業とセールスは違いますね。
ほんとにそう思います。
この点で対立なのでしょう。よく起こることですね。
さて、次は独立時代ですか。
楽しみにしてます。

tatsuroさん

笑ってください。
私の過去を知って救われる人はたくさんいると思います。
「おれって普通ジャン」と。
激しい人生はまだ続きます。

こんにちわ。
なんだかとても感心してしまいました・・・。
というか、うちの父もおんなじ様なことをしてました・・・。
というわけで、幼少のころキャラクターハンカチも買ってもらえないほどびんぼーでしたが、
今はちゃんとしているので結果おーらいでしょう。

 わたしはそういう決断のできない人間ですが、
そういう自分の信念を曲げない人はうらやましいとも思います・・・。
そういう人についてこられた奥様にも拍手。

  • pooyan
  • 2007年02月26日 12:48

なんか、すごく普通の会社員時代だったんですね。
僕は子供が生まれて2日目というのも、タイミングとしては一番いい時期だったと思いますよ。
ステキな人生だと思います。

pooyanさん

奥さんには本当に拍手です。
良いか悪いかはわかりませんが、自分はこういう人間です。

ちしおさん

意見が合いますね。
なぜでしょう?
まったく普通のかたるべくも無い人生なのですが、社会一般では目立つようです。
ベストな人生を歩み続けています。

なかなか派手な人生ですね
実は僕も同じような経験をしてきています(自己中でへんに棘々していましたから)
若気の至りってやつですかネ
が、sugiokaさんのような行動に移せませんでした
我慢してしまったのです。。。(多分こちらのほうが普通かと??)
上司や同僚との喧嘩って自分にとってはマイナスなことしかなかったように思います(いじめられましたよ~)
多勢に無勢じゃ居場所なくなりますよね

  • rioパパ
  • 2007年02月26日 20:56

rioパパさん

自分の経験上、同じことを選択しようとしている人間がいたら「やめた方が良いよ」と間違いなくアドバイスするでしょうね。
万人向きではありません。

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