2007年02月26日
絶望の中での気付き
独立後の私は、ネットワークビジネスと、飛び込みでリフォームの営業をしました。
いわゆるコテコテの「世間からあまり信頼されないブランド」に染まりました。
どこまで落ちていけば気がすむんでしょうか?
まるっきりのアホです。
それでも仕事はそれなりに一生懸命しましたから、何とかかんとかやっていきました。
じわりじわりと借金が増えていったのもこの時期です。
それでも、現場監督兼営業もしながら。
仕事も覚えながら仕事は回せるようになっていきました。
この時期に実は大きな出会いがあります。
私の師との出会い。
運命的な出会いがありました。
師は人間が生まれてきた理由を説かれていました。
全てのことに原因があるように、人間にも生まれてくる理由、原因があるのだと。
当時の私にはその意味はわかりませんでした。
しかし、言われることに含まれる真実は、わからないながらも私の感性を揺さぶりました。
詳しくは「目指せ占い師編」でかたりましょう。
※ふざけた人生を歩もうとしていたことはもうバレバレですね。これもお奨めのネタです。笑えます。
さて、ある時ニッチもサッチも行かないくらいお金に困ることになります。
仕事が切れちゃったんですね。
サラ金にも手を出して。
もうこれ以上お金を借りることもできない。
銀行口座には3千数百円。
家内の精神状態はボロボロ。
本当に申し訳ないことをしたと思います。
冷蔵庫も中に何もないので冷えすぎてしまいまして・・・
ドアを開けたら牛乳とバターと卵だけ。
しかも、牛乳パックの中では「シャリシャリ」と凍った音が聞こえます。
何も入っていない冷蔵庫は良く冷えますので、うわっつらが凍ってしまったんですね。
家内には泣かれるは、収入の当ても無い。
「いっそ死んじゃった方が残された家族はお金の心配がなくなるんだよなぁ」
そんな風に思いながら、何日か過ごしました。
頭の中では死んだ後の想像が繰り返されます。
遺族年金、保険金、あわせて30万円くらいは月々入ってくるなぁ、とか。
そんなことばかり考えていたんですね。
そして、決めました。
「よし、これから一切食事をとらない。すぐにお金になる仕事が見つかった時には食べよう。食べずに働いて死んだらそれはそれで良い。」
訳のわからない自己完結の結論を出し、水だけ飲んで飛び込み営業を始めることになりました。
それまでも飛び込み営業はやっていたんですよ。
しかし、今回は条件が違います。
すぐにお金になる仕事を見つけなければ餓死。
それを決めて飛び込み営業をすることになったのです。
相変わらずひねくれています。
真夏の暑い日でした。
一日目、何の成果も得られず・・・300件くらいは回ったでしょうか?
二日目、何の成果も得られず・・・同じく300件くらいの訪問の結果、極度の空腹感。
三日目、何の成果も得られませんでしたが、かなり意識が朦朧としてきました。
空腹感はむしろありませんでした。
何をやっているんだろう・・・自分は何がしたいんだろう・・・訳のわからない状態での飛び込み営業は続きました。
4日目、意識はかなり曖昧です。
夢の中にいるようでした。
ぐるぐる住宅地を回っているうちに、再び同じ家の呼び鈴を鳴らしたりして。
「お兄さんさっきも来たでしょう」
「あっすみませんでした」
そんな会話を交わしたことを覚えています。
師の言葉が蘇ってきました。
「人が生まれてきたのは理由がある。その理由を知るために様々な経験をする」
自分は一体何をしたいのか?
わからないまま、飛び込みは続けました。
一体自分とは何なのか?
何のために生きているのか?
そんなことがひっきりなしに頭の中で響いています。
そしてある瞬間。
それは唐突に胸の奥から沸き起こりました。
「お前は人の役に立っていない。だから、人から必要とされていないのだ」
!!!!!
なんだ、今のは!?
!!!!!
理解できません。
しかし、すごい衝撃です。
本当の自分からのメッセージと気付くには、数年かかることになります。
誰から言われたわけでもなく、突然沸き起こったメッセージ。
確かにそうだ・・・
自分は人の役に立っていない。
立ち止まってよく考えてみました。
自分の考えに囚われて、自分のことしか考えず、人のことを否定ばかりしていた結果。
私は社会から必要とされない人間になっていたことに気付かされたのです。
そうだよなぁ・・・こんな人間なら誰も相手にしないよなぁ・・・
自分の反省点ばかり気付かされます。
どうしようもないバカをやってしまったなぁ・・・
そんな思いを感じながらも飛び込みを続けましてまもなく。
「ちょうど良かった。これすぐにやって欲しいんだけど」
と塀工事の仕事をもらえることになります。
しかも、即金で。
私の命はつながりました。
この1年後にHMの営業として働くことになろうとは。
その時はまったく想像もしていませんでした。
- by
- at 20:28
コメント
良い経験ですね。
必要不可欠なもので、お金を払っても体験するべきものだと思います。
僕もタイプは違いますが、「もうそれ以上自分をいじめるな」という経験があります。
これは体験がない人には、かなりカルトな世界になるのでココでは触れません。
この経験が今後にも大きく行かされて行くと思います。お互いタイプは違えど似た者同士で頑張っていきましょう。
カルトかどうかは分かりませんが、同じような経験をした者でないと分からないことだと思います。私も最近になって自分の生きる意味、生まれてきた意味の一端に触れました。私は今それを深めている最中です。
すぎおかさんが、自らの内なる声に気付いたきっかけについて、機会がありましたら紹介頂けるとうれしいです。
これはまた壮絶ですね。
空腹の極貧のイメージはよくわかります。
私も,出がらしお茶だけで4日くらい暮したことがあります。
まあ,私は腹減ったなあっと,もぞもぞしててただけですけど。
当時のご馳走は御飯にマヨネーズでしたね。御飯はアルミ製の平鍋で炊いて。。もっともっとのご馳走はマヨネーズに加えてソースです。いかん,ヨダレがっ!
最上級のゴチは,サンマの缶詰。
ちしおさん
いえ
同士よ。
珍獣仲間を増やしましょう。
内なる声を楽しむ会・・・
できれば極限まで行かないで気付きたいものですね。
bassさん
Howpaのマイフレ限定でアップしましょう。
さすがにブログで公開できる内容ではないと思いますので。
tatsuroさん
ご飯にマヨネーズ・・・
そうですか。
それすら食べられなかった私は何?という感じですが・・・
調理と実験の境界のようなお話ですね。