2007年03月03日

言いづらい事実

エゴグラムの数値からその人の個性を形にして、マイホーム購入におけるリスクマネジメントを行っています。

今の所は本人の性格について、非常に当っていると評価していただいています。

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私がエゴグラムと出会ったのはもう12年も前になります。


しかし、エゴグラムの原型が生まれたのは今から40年も前。


時代を超えて生き残ってきたことが、この分析手法には真実が含まれている証拠と思っても良いでしょう。


アドバイスをするに当って、困ることがあります。


「どのように表現すればよいだろうか?」


これが悩ましいのです。


ある人にとっては普通の会話も、別の人にとっては心を傷つけられることになることもあります。


「それは本人の問題なんだから、乗り越えさせろ」という人もいます。


私はそれには反対です。


人にはそれぞれ触れられたくない心の古傷だってあります。


その古傷を刺激してしまうことは、信頼関係を築く上では逆効果になるからです。


やっていてつくづく思いますが、その見極めをすることがとても難しいのです。


例えば・・・


エゴグラムのパラメーターを見ると、どう見ても注文住宅をビルダーと打ち合わせするのが大変だろうな、と思われる人もいます。


逆にもう少し努力すれば、安く建ててくれるビルダーさんと話し合って建築できるのに、と思うこともあります。


でも、本人の望むことを満たすのが基本ですから、あまり「こちらの方があなたに合っていますよ」と先導的な案内はしません。


というか、できません。


基本は希望を思い通りに、いえ、思った以上に満たすことを目標としているのです。


ですから、ご本人が「こうしたい」というのがあれば、こう考えます。


どうすればベストを目指せるか?


そのためにはどのようなアドバイスが喜ばれるのか?


実現するためには、何から手をつければよいのか?


これを考えるのがコンサルタントの仕事なんですね。


そして考えるだけでなく、クライアントさんに理解してもらえるサポートを行う。


ご本人が結論を出すためのお手伝いなんですね。


これはマイホーム購入で失敗しない計画をするためのお手伝いともいえます。


病気に例えると、治療ではなく、予防です。


ですから初めて家を建てる人には実感しづらい。


トラブルが起きてから解決のお手伝いをすると、とても喜ばれて感謝もされます。


ありがとうございました、と。


しかし、予防に関しては「もっと良い方法があったのではないか?」と思われることもあるでしょう。


結婚した後に、「別の人間と結婚していたらどうなっていただろう?」と想像するのに似ていますね。


しかし、初めて家を建てる人が自分の感覚で物事を決めていくのと、


マイホームコンサルタントシステムを取り入れて進めていくのでは、


絶対に違う結果になることは保証します。


エゴグラムでは本人の弱点が明確になるので、対策をアドバイスします。
ライフスタイルシートでは、本人の自覚している生活観や住宅のイメージを書き出してもらいます。
ライフプランニングでは生涯の収支計画から、予算の適正範囲を確認してもらいます。


これら3点を体験していただくことで、何が必要で、何にお金をどれだけかけたら良いのか?浮き彫りになってくるんです。


それはすぐに効果として現れません。


打ち合わせの中で


選択の中で迷った時に


どうしたらよいか考える時に、目的に向ってリセットできるようになるんです。


社会の中には目的意識を常に持っていて、行動できる習慣を持っている人もいます。


そのような人には必要のないシステムかもしれません。


時間短縮には大変有効ですが、そういう人が時間をかけると同じような結果を出せると思います。


自己分析と、選択できる条件の範囲を明確にしたうえで、目標を設定することになりますので、自分に合った計画になるのは当たり前ですよね。


冒頭の話に戻りますが、もしも、希望するものがクライアントさんにとって重荷になる事実が明らかになった場合。


伝え方は難しいのですが、やはりきちんと伝えなければなぁ、と思うのです。


希望を満たした場合のメリットと、希望を満たすためのリスク。


知った上で目指すことが、家を建てる人にとってはフェアな取引だといえることを信じてこれからも案内に徹していきたいと思います。


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コメント

言い方は、それを言う人によって違うかなと思います。

たとえばあつきちしおは、ズバッと古傷をえぐる言い方をしても、聞いた相手は納得するでしょう。

反対に、私がおんなじことをしたら。。。相手をかなり傷つけるでしょう。

難しいですね。
これ、こうしたらいいという、方法がないような気がします。

何事もなく無事案件が完成すればそれに越したことはないでしょう。
でもトラブルを解決した場合のようには仕事が目に見えない分受け手はありがたみを感じないかも知れません。
たとえば、予防などは成功したときには事件が起きませんから、何事かあったときだけこっぴどくやり玉に挙げられ、仕事がすんなり行ったときには評価がされ無いというジレンマがありますね。

  • bass
  • 2007年03月04日 12:01

たしかに、何事もない場合、恩恵を受けていても、わかりづらいかもしれません。
 でも、やっぱり、人は考える時に、できるだけ客観的に考えようと思っていても、
多少なりとも主観が入ってきてしまうわけで、
家を建てる時には、自分個人でなく、家族みんなが住むので、
この主観が邪魔をしてしまうことが有るような気がします。
 そんなとき、客観的な目でアドバイスしてくださる方がいると、
とてもプラスになるのかな、と思いますよ。

 すぐには分からなくとも、何年も住んでいると、
きっとありがたみがわかってくると思うんですよね。
「ああ、ここはアドバイスきいといてよかったな」とか・・・。
すばらしいお仕事だと思います。

  • pooyan
  • 2007年03月04日 18:20

tatsuroさん

毎度様です。
ズバットいえるのはかなり少数ケースです。
言うのが誰であろうと。
自分の経験から来る結論は、今のところそんな感じです。
本当に方法がない。
信頼関係を築いてからじゃないとどうしても伝えられない。
だから難しくて面白いのかもしれませんね。


bassさん

そのとおりなんです。
うまくいったときほど何も起こらない。
これは評価が難しいですよね。
背景に「安心感」があったからだ、といってもらえるくらいはできていないとまずいのです。
がんばります。


pooyanさん

うれしい言葉ですね。
何年も住んでいてありがたみがわかるなんて、コンサルしては最高ですね。
そんな提案をいつも心がけているのですが、今後も継続していきますね。

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