2007年04月06日

単価のからくり

スーパーマーケットに買い物に行くとします。

同じ商品を買うなら、あなたは安いスーパーと、高いスーパーとどちらに行きますか?


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まぁ、高い方を選ぶ人はいませんね。

少しでも安い方を選ぼうとします。


建築に置き換えて考えて見ましょう。

安い方を選びます?

建材の価格は少しでも安い方がいいでしょうね。


同じキッチンなら、やはり安い方がいいに決まっています。
自分も少しでも安いところから買いたいですもん。


建築には、建材と同時に、工事という作業の要素が加わります。
料理と一緒ですね。


食材を買ってきて、食材の値段で料理を食べさせるお店はありません。
必ず「調理」という付加価値がついて、料理の値段になります。


建築工事も似た面を持っています。
建材を仕入れますが、それは職人が納めるんですね。


もう、感の良いあなたはわかりましたね。


そうなんです。
下請け会社の技能や、職人の技能によってずいぶんと違う工事が出来上がります。


素材は一緒でも、出来上がりが違う。


料理だってそうでしょ?
同じ名前の料理でも、お店によっては味が違うじゃないですか?
使う材料は一緒でも味が違う。
建築工事も同じなんです。


腕の確かな有名な料理人が作る料理と、並みの料理人の作る料理。
材料の値段は一緒だったとしても、出来上がった料理の値段は一緒ですか?


違いますよね。


職人も自分の腕に自身のある人は、単価をなかなか下げません。
やっと言いたいことが言えました。


では。


工事金額の高い安いを、表面的に見比べているお客さんがいたとしましょう。


その人が決めた決断は、その人の求める工事の水準を満たす決断かどうかわかりますか?

答えは「≠(イコールではない)」ですね。

金額が高いか安いかは、工事の品質の良し悪しは表していません。

よって、その人の決断は失敗する可能性があります。


一般の人が新築工事を見比べる時に、表面的な値段で見比べることが多いのです。

同じ広さ、同じ工法、同じ仕様、同じ間取り。

A社が出した見積りの本体工事のうち、構造工事で600万円だったとしましょう。
B社は550万円。
同じ工法なのに、B社は安い。
この会社はコストダウンの努力をしている。


そんな風に考えたら失敗する可能性ありです。


A社の大工は熟練で、しかも気密工事で他の職人が真似できないような技能を持っている。
そんなケースもありえますよね。
その50万円は今後40年あなたがその家に住む間、大きな差になって返ってくるかもしれませんよ。


実際問題。


あなたの仕事でも同じことが言えませんか?


同じ時間仕事をしても、仲間と結果が違うということはありませんか?


作業の完了までの時間は変わらない。
でも、出来上がったものの品質が違うとか。


品質の変わらない仕事を終わらせるまで、あなたのほうがライバルよりもいつも早く終わらせることができるとか。


時間と品質の関係は、人件費となって差がつくのが普通ですよね。


建築工事も一緒ですよ。


大工も腕の良い大工と普通の大工では手間賃は違います。
電気工事は大体単価は決まりきっていますが、稼ぐ職人はやはり手が早い。
配管工事だって一緒ですよ。


品質に差の出づらい物については、かける時間が違う。


建築工事の金額を見比べる場合。
そういう点も要素に入れて見比べないとダメなんですよ。


なんか、技術的には大したことのない建設会社にトークだけ盗まれたらイヤだなぁ・・・
盗まないで下さいね。トークだけ。

木造住宅に関しては、見極めるトークがあるんです。

「新築住宅は1年後○○○○ますよね」

とか

「10年後1,2階の改修工事をする時は、○○○を測って○○の○○○ラインの面を合わせなきゃならないですよね」

とか、その建設会社の技術に対する認識がどのくらいなのか見極めるトークがあるんです。
盗まれたらイヤなので今日はここまでしか見せません。


最近、私の情報を重宝してくださるのは良いのですが、セールストークに使っていらっしゃる方の存在を知りました。


残念ながら、その会社は知識も百人並みだし、現場のスタッフもそこそこ。
漢字にしたら「底底」かな?


「頼むからトークだけ使わないでくれよ」
と思ったすぎおかでした。


だから、伏字にしました。
ごめんなさいね。


イライラしますか?
どうしても知りたかったら、コンサル申し込んでくださいね。


くれぐれも表面的な値段に惑わされないように。

あなたの求める工事品質を満たす会社なのかどうかの見極めも忘れずに。

見極めする自信がない?

いつでもお問合せ下さい。
お待ちしております。


そうそう、最後になりますが。
建築工事の場合、この見極めを間違ったことを実感できるのは、10年後とか20年後です。
ですから、気が付いたときにはもう手遅れです。

表面的な安さにはくれぐれも惑わされませんように。


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コメント

見極めは大事ですよね
すぎ様のお言葉はいつも素晴らしいですね

  • こうちゃん
  • 2007年04月07日 03:17

兵庫県で建築やってます。はじめまして。
まったく同感です。

しかしながら、工務店として大事なのは職人さんだけでなく、現場監督の仕事をチェックする力が重要だと思います。

それと図面ですね。一概に図面が多ければ良い仕事をするとは言い切れませんが、少なすぎるのはどうかと思います。

いい工務店になりたいものです。

こうちゃん

いつもお褒めの言葉ありがとうございます。
私も自分では「見極め」しているつもりなのですが、どこまでできているかわからないところもあります。
いつも、これで充分か?と自問を忘れないようにしています。


みわたりさん

現場管理。
まさにその通りですね。
職人と設計者の目線が同じとは限りませんから、きちんと設計した意図が現場で再現されているかどうか?
監督の手腕が現場を左右します。
それも含めて「工事」と言えるのでしょう。

同じ図面を見ても職人によって読み取り方に多少の違いもあると思いませんか?
「ここの収まりはどうなんだ?」とか。
言わなくてもわかる人とわからない人もいるし。

気持ちの通じたスタッフを育てるまでに、時間も必要ですし。
本当におくが深く難しいですよね。

私は少し現場監督をやっていたことがあるのですが、なかなかうまくいかないことがたたありました。今、自分が施主側の立場になって施工側の監督さんや職人さんの腕が気になっています。見極めるためにはどうしたらいいのかと考えています。


  • こうちゃん
  • 2007年04月07日 19:05
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