2007年04月07日
単価のからくりⅡ
ローマテリアル住宅。
造語ですが、「建材の少ない家」という意味です。
その結果、とても安い。
合法的に、どこまで建材を減らせるか?と追求した住宅がいまだに売れています。
もちろん違法じゃありませんよ。
合法です。
建材が少ないので、手間も少なく済みますし、売価を抑えることもできます。
私の知っているローマテリアル住宅は、大きな疑問点が二つあります。
ひとつは耐久性。
ひとつは耐水性。
この問題について納得しているのであれば、購入しても構わないと思っています。
耐久性の問題。
気密性の低さから、冬期間暖房を使いますと構造内に外気が侵入し、結露を起こす構造になっている建物。
汗に例えられるような結露ばかりじゃありません。
木がすぐに湿気を吸収しますので、長い年月で土台や重要な構造を痛めることになります。
ですから、暖かい地域では虫が入ってくるくらいの影響しかないかもしれません。
しかし、寒冷地では構造を腐らせる致命的な欠陥を持っていると私は考えています。
ローマテリアル住宅ではこの気密性において、要件を満たす住宅を見た事がありません。
もう一点。
耐水性。
安い建材は大概合成モノです。
しかも、一度水がつくと強度的に全然使い物にならない程痛んでしまう物があります。
多くのローコスト住宅、ローマテリアル住宅では、水に弱い建材を使っているのです。
先般の構造内結露と複合的に発生した時。
ちょっと怖いですよね。
直しようがない作り方をしていますから。
屋根、窓まわり、結露。
長い間でどのような弊害が発生するかはわかりません。
一時の漏水なのか、継続的にダメージのある類の問題なのか?
乾いた時に復旧できる建材を使用していればよいのですが、安売り住宅では使っていない現場が見られます。
床上浸水で耐震強度がガタ落ちになる家とか。
屋根からの一回の漏水で、あちらこちらで床鳴りが発生する可能性の高い家とか。
そんな住宅がいっぱい建っているんですよね。
安くて当たり前ですよ、そんな家ですもん!
だまされないためには、建築の知識を見につけるか?
弊社のようなエージェントを使うか?
どちらかになるでしょう。
きちんとした知識を教えてくれる建設会社もいますが、やはり絶対数が少ない。
運の良い人がサイコロを振ったような感覚で出会うといった様相です。
サイコロ任せの家作りにはしないで、きちんとそういう業者を見極めるだけの知識は身につけましょう。
勉強を嫌がって業者に質問をして見極めようとしていませんか?
業者の回答の真贋を見極める程度の知識は納めておかないと失敗するかもしれませんよ。
面倒臭いかもしれませんが、最低限の勉強は必要だと思った方がよいですよ。
単価の記事を書くつもりが、勉強の話になってしまいました。
だからね。
安いのには理由があるんです。
表面仕様で比べないで、業者さんの考え方とか、人の育て方とか。
そういうことも視野に入れて見た場合。
高いと思っている業者もそれなりのことはしているんです。
安さばかりに目を奪われて、肝心のひつようなものが抜けてしまわないようにしましょうね。
- by
- at 17:50
コメント
勉強はしなければいけませんよね。
日々 眠っていた脳みそをフル回転させて勉強しています!
なかなか面白い情報が沢山ありますね。これからも拝読させていただきます
こうちゃん
いつもありがとうございます。
そういう私も自分の勉強不足を見つける毎日で脳みそが熱くなっております。
白蟻さん
な、名前が・・・
住宅の天敵!
と思いきや。
駆除する業者さんでしたか。
ほっとしました。
初コメントありがとうございます。
いつでも遊びに来てください。
白蟻さんの経験も面白そうですね。
私は北海道ですのであまり虫害の経験をしておりません。
逆に教えてもらいたいなぁ。