2007年05月02日
換気の考え方
◆設計ミスで換気口にホコリがつまり1000棟改修
ある中堅ビルダーが自社物件で、まずい換気設計をしていたことを発見し改修することになったそうです。
日本の住宅の換気に対する考え方は非常に遅れています。
経済的には先進国ですが、住宅に関しては後進国です。
もちろん、ちゃんとした業者さんもいますよ。
でも、あまりにも無知、無学習で努力を怠っている業者の比率が高すぎる。
今回の換気の事件も同様です。
今回の事件の説明をしましょう。
屋内側から外に排気するためのファンのまわりにホコリが溜まっていました。
屋外側には虫の侵入を防ぐためのメッシュが施してあります。
屋内側にはホコリを取るためのフィルター類は一切ありません。
メンテナンスもできない状態で屋内側の空気を外に出し続けていたのです。
外側のメッシュに屋内からのホコリが蓄積されていって目詰まりを起こした。
今回の事件の要約はそんなところです。
ちなみに換気の考え方をきちんと持っている建設会社。
私の見立てでは100社のうち5社もいないと思います。
確かに1時間に0.5回の換気回数が義務化されました。
しかし、それは新築時に満たされていれば問題視されません。
維持するためにはメンテナンスが必要なのです。
今回はあまりにもお粗末な設計思想が原因で不具合が発覚しました。
しかし、発覚していないだけで同様のことはたくさんあると思います。
例えば、熱交換型の換気システムを考えて見ましょう。
省エネとか何とか言っていますが、大変な問題を抱えています。
「正圧」と言いまして外気を室内に押し込む方向で換気の流れを作ります。
この方式の難点はダクトにホコリが付着した場合、手入れが大変なこと。
施主が自分でできるような構造ではないのです。
場合によってはダクトの中が結露するのでエライことになります
カビが発生し屋内にその空気を送り続けるのですね。
だから、メンテナンスが欠かせない。
だけど自分でメンテナンスできない。
最近では掃除方法が確立されました。
しかし、状況によっては壁を壊さなければならないこともあります。
30万円程度の工事費がかかることもあり、大変な負担を強いられます。
もちろん契約時にはそんな説明はなかったでしょう。
こういう小さなニュースも見落とさないで下さいね。
かなり重要なキーワードを発見することができますよ。
私のお友達でもある社長さんが換気の清掃専門の工事をしています。
ホームページはこちら。
http://ok2.cc/
一度は絶対に見ておいてください。
ユーザーさんも業者さんも絶対に見ておいた方が良いですよ。
私も事実を知った時には愕然としました。
三種換気はまだ良いのですが、1種は本当に大変ですよ。
いつものセリフですが維持を考えた設計思想は本当に大切ですね。
- by
- at 08:12
コメント
ホームページ拝見しました。
びっびっくりしました。
富山に業者さんがあるのだろうか・・・
こうちゃん
久しぶりですね。
富山にはありませんので、北海道で家を建てましょう(笑)
やはりないですか~
なんだか、やっぱり・・・って感じです・・・。
私の父が空調関係のお仕事をしているんですが、
工場などの設備は毎年メンテナンスにいっています。
だから、うちを建てようとして、24時間換気システムについて知ったとき、
一番きになったのは、メンテナンス・・・。
営業さんはメンテナンスフリーっていってたけど、
ちがうんですね。
そりゃそうですよね~。
エアコンだってフィルターがあんなに汚れるのに。
pooyanさん
メンテナンスフリーの換気システムはありえないですよ。
お父様が専門だったら聞いてみてください。
鼻で笑うでしょう。
でもちゃんとした説明のできない業者の方が多いと言うのは現実だと思います。
下請け任せにしていて自分できちんと責任を持って機種を選ぶとかしていれば良いのですけど。
なかなかそこまでやる会社は少ないでしょうね。
空気は1日20kg以上吸っているというデータもあります。
新鮮な空気が吸える住宅が良いですよね。