2007年05月24日
木材高騰の原因
えっ?と思う木材まで加工して製品化してしまっています。
物資不足がこの時代に起きてしまうんですね。
「試験場強度は大丈夫」らしいのですが、10年20年経たないとわからないというのが本当でしょう。
なぜ木材が急騰しているかわかりますか?
単純な理屈です。
住宅の寿命が製材する木の樹齢よりも短いからです。
樹齢50年の木材を使ったとします。
その家の寿命が30年そこそこで終わったらどうなるでしょう?
そうですね。
生産が追いつかなくなるのです。
実は20年も前からその問題は業界の中では周知の事実でした。
建物の耐久性をあげない限り、資源が枯渇する。
そんなことは当たり前の理屈なんですが、本気で寿命を長くすることを推進する会社は出てきませんでした。
勘違いして作っている会社はありますよ。
おいおい、お前の会社の建物はそんなに長持ちしないだろう、という会社は結構見かけます。
それでも業界の中で耐久性について取り組む姿勢は、評価できると思います。
というか、そういう会社がどんどん消費者から評価されるのが当たり前だと思うのです。
20年前。
ちょうどバブルの頃ですね。
すごかったんですよ、乱伐が。
さすがにまずいと思ったんでしょうね。
これじゃ資源がすぐになくなる、と意見をした会社もありました。
はっきり言いますけど建築業界全体としてはその意見を無視した会社が多かったように思います。
私はその事実に注目したのは10年前くらいだったのですが、本気で業界の思想を改善するまでのムーブメントにはなっていなかったようです。
なぜか?
そんなに長持ちする建物を建てたら、自分たちが儲からない。
こんな意見も理由のひとつになっていたようです。
日本人特有の曖昧さで、この問題についてもそんなに明確な改善策がとられないまま、現在に至っております。
なんだか淋しい限りですね。
そんな過去のツケが現在になって木材高騰になっていると言えなくもありません。
少なくとも原因のひとつだといえるでしょう。
国に限らず、南洋の森林を乱伐し、ビジネス用の紙を作って中国に売っている日本企業は、世界の環境活動家の格好の攻撃の的になっています。
自然を破壊し、お金に換える錬金術は先進国のやることではありません。
もっと環境を維持させるための行動を選択できないものでしょうか?
こんな情報は大海の一滴のようなものです。
土地の一粒といっても良いかもしれない。
マヨネーズの値上げだってそうでしょう?
植物油が高騰する原因をたどって行くと、自己中心的な経済活動の延長線で値上げにつながっている。
木材もまったく同じ。
石油の値段が上がったのどうのと言うけれども、背景には自己中心的な利益追求の経済活動が必ず存在する。
ある程度揺らぎの中で消化しているが、消化し切れないほど歪むと「高騰」「急騰」となって、市民の経済を圧迫する。
解決の方法としては、長期的な政策や展望は欠かせません。
計画を立てたとしても失敗することもあるでしょう。
しかし、まずはアクションを起こさねば何も変わりません。
もしこれを読んでいるあなたがこれから家を建てる人であるならば。
木材以上の寿命のある住宅を最低限求めてください。
日本の住宅は10年保証の義務はされていますが、裏を返せばそれ以上の年数については、法的に何の責任もないのです。
業者もその辺の価値観を持っている会社を選びましょう。
最後に結論です。
消費者も自分さえ良ければいい、という発想で建物を選んだり、会社を選んだりしている人が多すぎます。
結局自分の財布を大事にする結果、環境に負荷をかけたり、子供たちにとんでもない負担がかかる未来を与えることになります。
実際に現在なっているじゃないですか?
自分のことしか考えない家作りは、地球と子供たちに負担をかけます。
できる範囲でいいですから、そういうことも意識して家作りをしましょうよ。
そう願ってやまないのです。
- by
- at 10:17
コメント
ご無沙汰してしまいましたね。。
ちょうど、今日、工務店の社長さんと木材市場へ視察に行ってきました。。
案内してくれた方から、価格のことも話題に上がりました。。
それから、いい木材が減っていることも仰っていましたね。。
僕は木の家を建てます。。
しかも、日本の木材で建てたいと思います。。
これは、こだわりというか信念でしょうか。。
これからの日本の森林を活性化するための第一歩でありたいと思っています。。。
rioパパさん
久しぶりですね。
一生安心して暮らせる住宅になると良いですね。
また遊びに来てくださいね。