2007年06月23日
全焼しやすい住宅
今日の記事は過激かもしれない。
以前は会員専門にアップしていた記事をリリースすることにした。
なぜなら、私は非常に危険を含む工法と思えて仕方がないからだ。
最初に断っておきますが、これは公式な見解ではありません。
一部の建築関係者は危惧していますが、意に介さない業者もいます。
あくまでも、私見としてご理解下さいね。
問題の建て方は「外断熱工法」です。
外断熱自体はとても断熱効率が良いので、省エネ住宅として認識されている。
合理的だし、施工性も高い。
ただし、木造住宅との相性は疑問の余地がある。
木造躯体が乾燥により、伸縮、変形するからである。
短所もある。
構造に狂いが生じた時に、断熱材にすき間が伴う可能性がある。
100歩譲ってそれは気にしないことにしても。
もうひとつの短所は致命的である。
そう、文字通り致命的な短所があるのだ。
それは・・・
火災に弱い。
木造住宅の外断熱工法は火災に弱いといえる。
弱いというと正確ではないかもしれない。
住人の安全性が低いといった方が正確かもしれない。
理屈を説明します。
火事の危険性の前に、火の理屈を知っておきましょう。
木材にしても、布にしても直接は燃えません。
加熱され、可燃性のガスが出るようになり、ガスに引火します。
木材が燃えるのではなく、正確には木材から出るガスが燃えるんですね。
火災におけるもっとも危険な現象の一つに「フラッシュオーバー」があります。
可燃性のガスが充満しているところに、酸素との混合比で燃える条件が整った時に、一気に燃焼する現象です。
火がくすぶっている密閉された部屋の窓を割った時に起きたり、ドアを開けた時に起きたります。
爆発したように一気に燃えるのでとても危険な現象です。
外断熱工法の住宅は、このフラッシュオーバーがおきやすいと私は考えています。
起きる箇所の一つ目として通気層。
外壁と断熱材の間に空気の層があります。
万が一、断熱材に引火した場合、通気層に可燃性ガスが充満し一気にフラッシュオーバーを起こす可能性があります。
実例として上記の環境で、発火後10分で火に包まれた事故を知っています。
目撃者の話を聞きましたが、最初はぶすぶすとくすぶっていただけだったので、なんとか消せないかとあたふたしていたところ。
外壁があって外から水を掛けても消せないし、中からも構造壁があって水が届かない。
手をこまねいているうちに、10分ほど経った時に。
ボッ!!
という音とともに家全部が火に包まれたそうです。
怖いですね。
これは完全にフラッシュオーバー現象です。
引渡し直前の住宅は、灰になってしまいました。
消防が駆けつけたときには家は火ダルマ。
火元が通気層の中なので、消火の水も届かず焼け落ちるまで見守っていたそうです。
こういう住宅でも火災保険に加入は可能ですし、建築確認も通ります。
実は所轄の消防署に問合せをしまいした。
「この事故について調査に来た建設会社はありましたか?」
「いえ、ありません。このような問合せは初めてです」
「そうですか」
ちなみに事故発生後1年間。
誰も状況について確認しに行っていないということです。
その建設会社自体も行っていないと言うことですよ!!
これって、ありえないと思いません!?
引渡し直前の住宅が全焼事故を起こしたら、消防の所見を聞いて改善するのが当たり前でしょう。
何も考えていないのか、単なる無責任なのか?
実名を載せたくなってしまいました・・・
いやいや。
それはやめて置きましょう。
ちなみにその会社はフランチャイズシステムでその建て方を全国に発信しています。
もうすでに数千棟の建物が建っています。
発火して10分程度で火に包まれる建物が。
数千棟も。
何も知らずに長期のローンを組んで、住人は住んでいます。
私はマイケルムーアじゃないから、事実を世に広く知らしめるのが仕事ではありませんが。
なにかやりきれない気持ちになってしまうんですよね。
寝ているときに事故が起きたら、家族全員助からないですよ。
心情的にはとても複雑ですね。
住んでいる人が事実を知った上で決めたのであればなんら問題はありません。
でも、そんなことは考えられないでしょう。
建設会社の人間でさえ、この事実を知らないと思われますから。
外断熱でも火災に強い品質の物もあります。
外断熱が必ず危険だということではなくて、使うものの組み合わせによってはこういう危険性をはらんだ住宅になっている可能性もあるのでご注意下さい。
長所ばかりに目を奪われてはいけません。
必ず短所が存在します。
両方確認した上で、納得できる選択をしましょうね。
明日は第二段をお送りします。
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- at 08:05
コメント
その会社はもしや トが入る名前でしょうか?
こうちゃん
それにはさすがにコメントできません。
ご勘弁を。
そうですよね すいませんでした。