2007年06月24日

全焼しやすい家2

木造外断熱住宅の火災時の危険性についての第二段です。


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在来とツーバイの大きな違いのひとつに、耐火性能の違いがあります。


在来は柱と梁の間にすき間ができるため、可燃性ガスが構造内に充満しやすくなっています。
比べてツーバイはスタッドで区切られた部屋がいくつもできるようになっているため、火災の時にも全焼しづらいといえます。
ツーバイは出火した部屋から他の部屋へ火が回りづらいが、在来は家全体がフラッシュオーバーを起こしやすいとも言えます。
この点だけでも万が一の危険性において差が出ています。


外断熱工法を採用している会社の多くが、在来をベースにしています。
万が一屋内で出火した時に、可燃性ガスが構造内に充満しやすい構造ですね。
ガスが充満し、酸素濃度との比率が整った時に引火するとフラッシュオーバーを引き起こすのですが、起きたら最後、住宅全部が火に包まれてしまいます。


就寝中の火災で家族が逃げ送れて犠牲者がでたとニュースで報道されることがあります。
なぜ逃げ遅れるのか良く考えてみるとわかります。
実は人間は就寝中でも働いている感覚器官があります。
嗅覚が一番機能しているらしいですね。
生存に関わる事故を察知する機能が、寝ていても働いているのは納得できますよね。


気が付いたときには火に包まれていたという話が多いのは、臭気として可燃性ガスを感じてまもなく家が一度に火に包まれてしまうためだと考えるのが自然ではないでしょうか?


一度まとめますね。

死亡事故が多い火災の種類
      ↓
フラッシュオーバーによる家全部が火に包まれる現象
      ↓
ガスが充満しやすい構造の家が火災時に起こしやすい
      ↓
構造上、そのような欠点のある建物は短所として予見できる


誤解されているかもしれないので、ここで断っておきます。
私は木造外断熱住宅を建ててはいけないとは言っていません。
断熱上の長所は認めていますから。
ただ、火災時という特殊な条件時において、欠点が致命的なのでそれを理解した上で選びましょうと言っているんですね。
必ずどの建物にも長所と短所があるんです。


築20年で土台が腐る家だって、安くしなければ家を持つことができないひとに、不動産所有者と言うステイタスを与える長所があります。
すこしブラックでしょうか?
だって本当だモン。
そんな家を少しでも減らそうと思ってこのサービスを始めたのですから、事実をリリースするのはご容赦くださいね。


そんなことで、木造在来工法での外断熱は火災時に大変なリスクがあります。
通気層の中で火災が起きるにしても、屋内で火災が起きるにしても。
フラッシュオーバーがおきやすい構造になっているんです。
これは私が調べて確認している事実です。


さて、消防法がここまで踏み込んでくるのはいつでしょうか?
すごく厳しいなと思える反面。
実例が少ないためか、まったく危険性について気付いてもいない面も見えます。
一応調査しました時には担当者には「事故のメカニズムについて検証してくださいね」とは言ってみたものの、郡部の一担当者に口頭で言ったに過ぎません。
省庁に談判するだけ、今はエネルギーの余力はありませんし。


お知り合いが建てることを検討しているのでしたら、教えて差し上げてください。
短所も理解して決断するように。
結婚と似ていますね。
「こういうところは、なんだかなぁ・・・」
と思っていても結婚する感情と似ているかもしれません?
・・・・・・
ちなみに家内もこのブログは読んでいます。
家庭内感情の火災にも注意は必要かもしれませんね。


どちらも致命的にならないように注意したいものです。


ではでは。


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コメント

お久しぶりです。私は1年前に高断熱 高気密を考えて家造りを考えていました。色々ありまして家造りが先延ばしになり 木の家にしたかったので木の勉強をし 高断熱 高気密ではなくてもと思い 現在 違う方向に進もうとしています。外断熱にこのようなリスクがあるとは知りませんでした。勉強になりました。

  • こうちゃん
  • 2007年06月24日 17:06

家作りは数値と計算だけではありませんからね。
自分たちに合ったスタイルを探すのは正しいと思いますよ。

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