2007年07月23日

悪徳リフォームを見極める

言うのは簡単だがこれがまた難しい問題。

今日のテーマは悪徳リフォームの見極めについてです。


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中越地震はまだ2000人以上の人が避難しているそうですね。
被災に遭われた方には、本当に言葉もありません。
建築系の新聞社が現地に入り、近年改修工事を行った住宅が倒壊しているのにスポットを当てて検証している記事を見た。


表面は確かにキレイなのだが、構造の強度が低いままの表面改修だったことは否めない。
要するに体力のない人間を、化粧と衣装で着飾った状態で、健康体になっていなかったと例えることも出来る。
体力がないから、負荷に耐えられず倒壊してしまった。
そういう図式で理解してよいと思う。


過去に外壁をリフォームで総タイル張りに改修した物件で自重による破損事故があった。
タイルは重い。
一般住宅の外壁材で一番重量が重い建材だ。
面積によるが少なくともクラウンクラスの自動車と同等以上の重量が加算される。
住宅にかかる負担は相当な物だ。


あわせて勾配屋根をスノーダクトに変更していた。
冬季には積雪加重もかかることになる。
ざっと計算しても冬場は5~7トンの重量が加算される。


それなのに、リフォーム業者は床下を見ることもなく、タイル工事を奨めて契約にいたったという。


加重を支えるための土台周りの強度や状態を確認することもなく、当日に見積りを提出してすぐに契約をせまるのだという。
そういう交渉に負けてしまうのはいかにも日本人的と言えなくもないけれど、何よりもそういう詐欺まがいのリフォームの訪問販売がなくならないのはどういうことだろう?


加重が増える増改築工事は、建物の強度を確認しなければならない。
骨のもろくなった老人に、鎧兜を着せるような工事にならないように。
予算の限度の中で、どのようにお金を生かして、その建物をベストの状態に持っていくのかを考えなければいけないのだ。
そういう発想で増改築を請け負っている会社は少数派のように思う。


そもそも自分たちの手に余る技術が必要な物件でも、「うちもできますよ」と平気で答える人間が多すぎるように見えるのは私だけだろうか?
実際にはそんなことはない。
できることもあればできないこともあるのが建設なのだ。
木造住宅といえどひとくくりにはできない。
マラソン選手は砲丸投げに向かないだろうし、槍投げの選手はハードル競技との両立は難しいだろう。
要するに「餅は餅屋」ということだ。


消費者にしてみると、建設業者は皆一緒に見えることも有るだろう。
それもやむを得ない。
しかし、実際には高気密の技術を持っている会社もあれば、持っていない会社もある。
新築は何とかできるが、築年数の経った中古住宅を新築並みの性能に戻す技術を持っている会社もあれば、そういうことはできない会社もある。


「あったかい住宅に住みたいので、この家を直すことができますか?」
と質問したとしよう。
どちらの会社も「大丈夫ですよ。うちは得意です」と答えるのだ。
消費者にはまったく区別がつかない。
困った物だ。


いくつかの質問でそういう会社を見極めることができる。
そういうノウハウはある。
でも無料で公開はできない。
私の仕事がなくなってしまうから。(笑)


これを読んでいる人はリフォームを検討している人は少ないでしょうけど、よ~く考えて業者を選定してくださいね。
口先だけの業者にだまされませんように。


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