2007年07月24日

剛と柔

建物には硬構造と柔構造があります。


ちなみに高層ビルは柔構造です。
揺れることで風の力や地震の揺れを逃がす構造になっているんですね。


硬構造を「剛」
柔構造を「柔」に例えることもできると思います。


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一般住宅は「剛」でも「柔」でも造ることができます。


制震とか免震とか、耐震技術にもいろいろありますが、低層建築ならガチガチの硬構造にしておけば充分ですし、ややこやしい柔構造を取り入れる必要もないだろうと感じます。


柔構造といいましても、日本のそれはとても中途半端な構造です。
揺れで収まることを前提とした技術ですので、地盤に変動が起きるような地震には対応できません。
地割れや沈下が起きれば、そうした技術の及ばない損傷を建物が受けることになります。


何度も情報を発信していますが、日本の国土は中間土が圧倒的に多く、不安定な地盤なのです。
その上にいくら制震だ免震だと構造物に工夫をしても限界があるんですね。
元から壊れてしまうというリスク。
これがあるわけなんです。


しかもそれらの技術のセールストークにはとても矛盾している点があります。


数千年に一度。
あるいは1万年に一度。


そういう頻度の地震にも耐えられるようなうたい文句で売り込んでいます。


でもね。


そういう規模の地震が来た時には、地盤の形状が変わってしまうような「地割れ」や「沈下」も日本の国土の地質では併せて発生してしまうんですよ。


わかります?


彼らが不安をあおるような震災の時には、土地の形状が変わる可能性があるんですね。
そうした時に、いくら制震だ免震だといっても基礎から上の技術で対応できませんよ、という事なんです。


すごい矛盾でしょ?


私が低層住宅なら「ガチガチの硬構造」をオススメするのはなぜかと言うと。
そういう構造であれば、地面が変形しても何とか基礎を作り直して収め直すことができる可能性が高いからです。
中途半端な建物ではそうはいきません。
転がしても壊れないくらい丈夫な家。
基礎が壊れたら、作り直してその上に置けばよい。
そのくらいの強度を持たせることで、後の地震対策は家具の転倒さえ対応すればかなり安心だと思います。


単純にそういう発想でよいのではないかと思うのですが・・・
それじゃダメなんでしょうかね?


「剛」であろうが「柔」であろうが、活断層や軟弱地盤の上に高層建設物だけはやめましょうよ。
そういう私はおかしいのでしょうか?


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