2007年09月20日

安けりゃいいのか?

手段を選ばずにコストを削減するのは簡単です。

寒冷地でも坪30万円台の値段で提案することができます。
もちろん法律は守っての上です。

「合法であればなにをやってもいいのか?」

同業の中でそう感じている人が多いのはなぜでしょう?


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地元でもローコスト住宅で頑張っている会社がいくつかありますが、その内容たるや・・・なんといいますか・・・別の意味で感心するような方法を取っている会社が目立ちます。
それがまた売れているんですね。
売れるのは結構なことなんですが、どうも100円ショップを連想してしまうのは私だけでしょうか?


合法的であれば何をしても良いと言うわけではないでしょうに。
住宅という長期のローンを組む買い物に、品質のわからないものをそんな使い方してもいいのかな?
そんな印象を感じてしまいます。


もちろん、内容がわかっていて「それが私たちの望んでいるものですよ」とお客さんが納得していれば問題ありません。
でもそうじゃないであろう住宅が売れているんですね。
あくまでも私見ですよ。
個人的な意見です。
でも「それがどういうものなのか?業界の中でどのような評価がされている住宅なのか?」が客観的に確認できれば選ぶ人は相当少なくなるのでは?と思うのです。


ハウスメーカーや建設会社の営業マンに
「他の会社で家を建てなければならないとしたら、どの会社で建てますか?」
と質問したとしましょう。


良い質問でしょう?
良い質問は物事の本質を明らかにするのです。


結論から言うと、売れているローコスト住宅の会社の名前は出てきません。
それだけはわかります。
「0」ではないかも知れませんが、「0」に限りなく近い数字でしょう。
ローコストの内容を知っていれば選ぶはずがないんです。
そういう類の問題なのです。


これは北海道という特殊な事情も考慮しての話です。
外気温との温度差が少ない地域では影響のない問題かもしれません。
外気温マイナス20度。
室温プラス22度。
こういう日常を前提とした住宅を、極端なローコストで長期間耐久させることができるかどうかを良く考えてみて欲しいのです。


水の飲むだけなら、100円ショップで買ったコップでも、30,000円で買ったグラスでも同じように目的は果たせます。
しかし、住宅は多面的な要素があります。
デザイン性。
快適性。
耐久性。
それらの品質はローコストで高得点を出すのには限界があります。
個人的には一番あげづらい性能が耐久性だと感じております。


35年ローンを組んで、30年後のゴミを作らないように。
ちゃんとした建物を選んで欲しいと思う次第です。


肝心なことを忘れていました。
新築住宅を販売するのはハウスメーカーや建設会社だけではありません。
不動産業者もいます。
ちゃんとした建物にこだわっている不動産業者もいますが、「売れりゃいい」という明確なポリシーを持っている不動産業者もいます。
当然そういう会社は売りやすい商品=ローコスト住宅を扱っている確率が高くなります。
建設関係の技術者の視点と、不動産業者の視点にはかなりの開きがあります。
建売住宅を考える時には当然のことながら、充分にご注意下さい。


業者の言うところの「良い建物」に惑わされてはいけません。
あなたのライフスタイルに「合っているか合っていないか?」が問題なのです。


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