2007年10月26日
買った方が良いのか借りた方が良いのか
住宅について、買った方が良いという人もいれば、借りた方が良いという人もいます。
どちらが本当のことを言っていると思いますか?
実はどちらも本当のことを言っています。
人によって違うということをまず理解してください。
それが大原則。
自分のライフスタイルにどちらが合っているか、自分の中で答えを見つけなければなりません。
それを第三者が「こっちの方が正しい」と示すのはおかしな話です。
買った方が良い人もいれば、借りた方が良い人もいる。
私はそう思っていますし、クライアントさんからの相談にもそのように答えます。
ただし!
買った方が良い場合が多数を占めることを付け加えておきます。
その日暮らしのなりゆき主義には縁の無い話ですが、自分の寿命はわかりません。
50歳で死ぬこともあるでしょうし、100歳まで生きることもあります。
子供が面倒を見てくれるかもしれないし、孤独の中で行き続けることもあるでしょう。
つまるところ、未来なんてわからない。
しかし、ある程度想定しておいて、どのような状態になっても生活していける見込みを立てるのが、幸せに生きるコツともいえます。
お金が足りなくなったときに慌てても、労働者の場合いかんともしがたいのです。
家を持っていないAさんが、今から30年後に65歳定年になったとしましょう。
退職金もでて、貯蓄が2,000万円程度。
月々の年金は70,000円程度になる可能性があります。
本当にわずかな額しか、今の子育て世代はもらえない可能性が高くなっています。
比べて、家を建てたBさんを想定します。
貯金は1,000万円。
しかし、家を持っています。
Aさんは月々家賃を払うことになりました。
貯蓄をはたいて、中古住宅を買うこともできましたが、余りに手持ちが少なくなるので心配になったのです。
家賃は公営住宅に住むのと、一般の賃貸住宅に住むのでは全然違ってきます。
公営住宅であれば20,000円で済むかもしれませんが、一般の賃貸であれば少なくとも50,000円は月々かかるでしょう。
95歳まで生きた場合。
公営住宅で720万円。
一般賃貸で1800万円。
それだけの資金が必要になります。
この他に生活費がかかるわけですから、年金の受給額が少なければ生活していけなくなる可能性を考えなければなりません。
Bさんはどうでしょう。
よほど高い土地に家を建ててない限りは、固定資産税とメンテナンスのコストを見込んでおけば、生涯すむところの心配はなさそうです。
固定資産税は札幌の住宅地で言うと、一般的には10万円前後。
メンテナンスも収入のある時にきちんと直しておけば、30年をだましだまし使うことは難しくありません。
どちらが生涯を考えた場合、大きなリスクをはらんでいるかはわかりますでしょうか?
ただでさえ、そういう計算が成り立つのに、万が一国の経済が破綻してインフレなどが起こってしまった場合、貯金していたお金の価値が極端に低くなる可能性もあるのです。
今の貨幣価値と、昔の貨幣価値は違うのはわかりますね。
ビックリマンチョコは発売時30円でした。
30年後の今は80円です。
当時の100万円は、今の200万円以上に相当する価値があったのです。
これが未来に起こりうるとすれば、今の2000万円は、未来では800万円相当の価値しかない可能性もあるわけですね。
実際には過去にあったような経済発展は今後は見込めないわけでして、そういうわけにはいかないでしょうけれど。
しかし、貨幣価値が下がるのは間違いないでしょう。
わずかながらでも、物価は上がり続けるでしょうから。
ここで再考。
間違いの無い情報として・・・
未来には貨幣価値が下がることは間違いない。
何歳まで生きることができるかわからない。
これは間違いないわけですから、その対策を考える訳ですね。
家を持たない人のリスクは次の通りです。
住居費にいくらかかるか想定もできない。
場合によっては、年金だけの収入の場合、経済的な破綻の可能性が高い。
家を持つ人のリスクは次の通りです。
その家が何年耐久するのかわからない。
(計算が成り立ちさえすれば、将来を計画できる←ココがポイント!)
粗悪な建物をつかまされた場合、賃貸派よりも経済的に惨めな生活をする可能性がある。
生涯耐久する建物の場合、経済的に自立した計画が成り立つ。
こういう風に分類することができます。
耐久性も考えて建設会社を選ばなければいけない。
当社のポリシーの根拠はそこにあります。
家を買うにしてもちゃんとした建物じゃないと、将来的には経済的に不幸になる可能性がある。
そこまで考えて家を建てている人は少ないように見えます。
いえ、この言い方は正確ではありません。
そこまでの耐久性がないのにも気付かずに、建設会社を選んでいるのが多いのです。
当然未来には、購入時に想定していなかったリスクが待っています。
そのリスクはファイナンシャルプランニングでは見つけることができません。
カウンセリングでもマイホーム購入術でも教えてくれません。
誰も教えてくれないのです。
あちらこちらに話を聞いて周り、つなぎ合わせて結論を出せる人も中にはいるでしょう。
そんな結論を出せた人は、本当に幸運な人だと思います。
ハウスメーカーの営業も、大手ビルダーの営業も。
自社の建物がそこまでの耐久性を誇っているかどうかわからない人間が多数を占めます。
30年程度で建替えるのが当たり前だと思っている業界人が多すぎるのです。
家は買った方が良い人の方が多いと思います。
ただし、しっかりした耐久性を持っていることが条件になります。
そういうことを踏まえた計画をサポートするのが当社の使命です。
そういう視点で物事を考えた場合、技術的にそれを実現できる建設会社は、当然絞られてきます。
しかし、一般ユーザーはそういう会社を知る手段がない。
そこをお手伝いするのが、マイホームコンサルタントだとご理解いただけるとうれしいなぁ。
まだまだ知られていない事実がたくさんあります。
まずは、知ることから始めましょう。
このブログを読み漁ってください。
誰も教えてくれない住宅購入術を、いつの間にか身につけることができるかもしれませんよ。
- by
- at 10:31
コメント
とても分かりやすく勉強になりました。
ビックリマンチョコ 懐かしいです。
杉岡さんのブログは何度も読ませていただきました。方向転換したきっかけになりました。
こうちゃんへ
いつもコメントありがとう。
そういう声がとても励みになります。
お知り合いにも教えてあげてくださいね。
杉岡さんのブログは何度も読ませていただきました。
方向転換するきっかけになりました。
方向転換し過ぎて、気付いたら元通りでした・・・
ちしおさんへ
まだ転換し足りないようですね。
もう少し転換してみてください。
腰痛にも効きますよ。
保証します。