2007年11月01日
買う側の質
最近仕事を通して、法的最低限を満たすに過ぎない低品質な建物の販売と、ウソとだましの駆け引きに接することが多く、少しウンザリしています。
当然、彼らにも問題があるのですが、「買う」と決めるのはお客である消費者なんです。
消費者が「売る側」のやっていることを見極めない限り、質の低い業者もなくならないんですね。
未熟な消費者が、質の低い業者を生んでしまう構図も少なからずあるのです。
自分たちの要望を満たすことのできない「商品」であれば買う人はいませんよね。
服にしたって、車にしたって、ちゃんと考えて金額に応じた満足を確認して購入します。
しかし、住宅というものは専門知識が乏しかったり、購入の経験が始めてだったりして良くわからないまま買ってしまう人がいます。
「家賃並みの支払いで大丈夫だから買いました」なんて理由も聞きますが、そのような無計画ぶりはあまり感心できません。
テレビ番組で「プロや職人のドキュメント」を見るのが好きです。
真剣にその道で生きている人からはいろいろな真実を感じます。
日本食の料理人、左官職人、大工、陶芸の巨匠。
道は違っても共通することがあります。
彼らは納品される材料に妥協しません。
質の悪い商品には「こんな材料が使えるか」と返してしまう職人が多いのです。
彼らの求めている品質を満たしていない使ってもらえないのです。
100円ショップが何故あるのかというと、100円で買いたい人がいるからです。
こんなものが100円で買えるのかと驚いて買ってみたのは良いが、質の悪さにすぐに捨ててしまったという経験はありませんか?
大工工具も100円で売っていることがあります。
私はハンマーを買いましたが、3回使って壊れました。
わかっていて買いましたから「こんなものか」で済みましたが、これが住宅であったならどうでしょうか?
住宅ローンがタップリ残っているのに「こんなものか」では済まされませんよね。
だからみなさん当然調べるのですけどね。
日本の一般住宅は法定基準が低い。
質の低い住宅でも確認申請は降りるし、第三者保証もつく。
そうした背景の中で、何が本当に正しいかとか、これで大丈夫なんて自分の知識だけで消費者が判断するのがとても難しくなっている。
失敗しない家作り系のハウツー本はたくさん出版されています。
1冊の本では解決しないためなのか、とても多くの著者がいます。
消費者に真実を知らせること、基本的な教育をする役割が社会の中に合っても良いと思いますが、現状を見る限り、それらの本がその役を満たしているようには見えません。
何かがきっと足りないのだろうと思います。
解決するための秘策なんてあるかどうかわかりませんが、買う側が質をあげない限り、質の悪い業者がシメシメと喜ぶ光景はなくならないのです。
質の悪い業者自体、自分が質の悪い業者だとは思っていませんから、自信満々でいろんな売込みをかけてくることもありますので、見極める目がどうしても必要になるのです。
「そんな家ならいりません」とはっきり識別できるように自分を成長させる努力を怠らない消費者が、質の高い業者を見つけることができることが見えてきます。
買う買わない、好き嫌いの判断だけではなく、目的をしっかり持ってそれに見合う業者を選定する目を養った消費者。
あなたが家作りで失敗をしたくないのであれば、あなた自身がそのような消費者にならなければいけません。
業者を責める風潮がなくならないのは、お金をもらう側だからでしょう。
でも耐震偽装の問題だって、表面化する前は「便利なところにマイホームがもてたのはあなたの会社のお陰だ」と入居者は喜んでいたんですよ。
こういうものを作ってくれなかったら自分たちは家を持つことができなかったと賞賛していた人もいるんです。
売り方、作り方にも問題はあったけれど、買った方にも見極めを謝った後悔が残っているはずです。
後悔の残らない努力をしてもよいのではないですか?というのが当社の提案なのです。
賢いお客さんは、質の良い業者を選びます。
賢いお客さんであるかどうか、自己分析してみてはどうでしょうか?
私に「あなたは質が良い」とか「未熟だ」とか言われるのは面白くないでしょうから、自分で分析するのです。
わからないことが多ければ、未熟である可能性を疑っても良いのではないでしょうか?
「この業者は正しいのか?質は高いのか?」を疑うのと同時に。
「自分は正しいのか?質は高いのか?」を自問することは失敗を少なくするでしょう。
足りないところが自覚があれば、それを埋める努力をすれば良いだけです。
自分たちだけで足りないところは、人の手を借りて満たせばよいのです。
そういう点で、他ではできないお手伝いをする。
当社の存在意義はその辺にあると考えています。
- by
- at 09:05
コメント
私は 自分なりに目的を持って業者を決めて現在、進めていますが 決めてからは これまで不安なく進んでいます。
なので 自分では選択が正しかったと思えたり 後悔がないのかと言うことをこれまでじっくり考えてなかったので このテーマをいざ立ち止まって考えてみると 果たして私は・・・と 考えてしまいました。
自己分析をするだけでもとても失敗は少なくなるのです。
欲しいままに計画を進めるのは危険です。
本当にそれでいいのか、という確認は大事ですよね。
運転免許を取る時に「かもしれない運転」を教えてもらいませんでしたか?
車が出てくるかもしれない。
人が飛び出してくるかもしれない。
リスクを想定するだけで事故の比率は下がります。
自分の知識を過信せずにチェックすると良いと思いますよ。
こういう難しい話はよく分かりません・・・
おやすみなさい。。。
僕にも難しすぎてよく分かりません・・・
おやすみなさい。。。
過信せずチェックしたいと思います。
ありがとうございました。
こうちゃん
OKです。
コンサルの申し込みははいつでもお待ちしております。
どうしても不安がありましたら、ご検討下さい。
ちしおさんとkumaotokoさん
考えすぎると眠くなることもあります。
おやすみなさい。
他のコメント読者へ
ちしおさんとkumaotokoさんはお友達です。
「荒らし」ではありませんので気にしないで下さい。