2007年12月03日
予算に縛られた打ち合わせ
予算には限度があります。
しかし、あまりにもそれを意識すると、希望を全部伝えていないプランになってしまいます。
そのような間取りは、不満いっぱいの生活が待っていることになるのですが・・・
意外とそんな打ち合わせが多いのが現実のようです。
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昨日クライアントと打ち合わせしました。
当社で行うコンペのための情報をヒアリングしていたのですが、奥様がリクエストを言いづらそうにしているんですね。
よくよく聞いてみると、ハウスメーカーの打ち合わせを経験したことが原因になっていたようです。
要望を伝えようとすると、「予算的にきつい」と即答されたり、「はい、わかりました」と言いつつ、全然要望が反映していないプランを提出されたり。
希望を言いづらい、言っても無駄だ、という気持ちになってしまっていたようなのです。
注文住宅を請け負う会社は、住む人を一番に考えなければならないのですが、予算を一番に考えてしまった時にはこんな思いをもたれてしまうという典型的な悪例です。
住む人が一番。
お金を一番にしてはいけない。
これはどんな業種にでもいえることですよね。
耐震偽造にしても、製造日偽装にしても、消費者を一番に考えなかった結果ということははっきりしています。
予算に関して極論を言いますと、考え方は二つしかありません。
「予算にプランを合わせる」
「要望に予算を合わせる」
これらのどちらかなのです。
要望が多くなれば当然予算が膨らみます。
予算にあわせると実現できる要望が限られます。
どちらに決めるのも、オーナーさん自身の決断なのですが、納得して決めるためには、ある程度の建築知識や情報と、検討する時間も必要になります。
趣味やこだわりがはっきりしている人が予算に合わせるプランを作ると、かなりの不満を抱えた計画になりかねません。
やりたいことができない。
必要なものが満たされていない。
そんなプランに陥りがちです。
自分の生活において、何が満たされれば満足できるのか。
要望の優先順位はどのようにまとめていくのか。
このような分析も合理的に行う必要があります。
その辺がうまく良くと、とても納得のできる計画になっていることに気付くことができます。
会社によっては、打ち合わせをしていると誰のための家なのかわからなくなってしまうことがあります。
建築家の先生タイプに多いのは、「私の作品」宣言をする先生。
この手のタイプは、自分の作品を作るためにお客さんのお金を使います。
良し悪しの判断は先生の感覚に託さなければなりません。
ハウスメーカーは一般的に坪単価が高いため、自分のところの予算にお客さんをはめ込むタイプの営業が目立ちます。
40坪欲しいと言っているのに、35坪のプランを持ってきたりして、「うちで建てさせてもらうのであれば、この位の大きさになってしまいます」と説明したりします。
確かに事実なのでしょうが、お客様の要望は二の次になっていますよね。
求めてもいない品質を付加して、この位は使っておかないとというこだわりを押し付ける会社もあります。
時には自分の知らなかった良い製品を知ることもできて、良い結果になることもあるのですが、そういう可能性も含めて提案を希望されているお客様でない人にも、同じように提案してしまって、決まる商談も流してしまう人もいます。
住む人が何を求めているか。
普段の生活では何を大切にしている人なのか。
話し合いの中で、お客様の個性を見極めることが、住む人の満足には不可欠な要素です。
こうして書いていても、理屈はわかるのですが、本当に難しいテーマではあります。
どんな人の生活に対しても万全の提案ができるのは多分無理でしょう。
しかし、住む人の個性に合わせた住宅を建てるのに相応しい会社を紹介することはできそうです。
本当に満足できる家作りのお手伝いの極意は、その辺にありそうですね。
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- at 09:49
コメント
予算の問題は 大変難しいです
冷静に判断したいです
こうちゃん
初めての計画であればなおさら難しい。
でも決めなければならない。
がんばりましょうね。