2007年12月10日
真の建築家とは?
建築家という仕事は、自分が名乗ればなれる職業です。
評論家や研究家と一緒ですね。
国家資格はありません。
建築士を取っている人の中で、名乗りたい人が名乗っています。
さて、建築家の本質について追及したいと思います。
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名乗ることで「プロらしい」看板を掲げることができても、実際に実力がなければ認められません。
スポーツ選手は名乗っただけでは通用しませんからわかりやすいのですが、一度だけ頼む関係の建築家については、一般からの評価がとても難しいと言えます。
建築家を名乗る人間を2種類に分けてみましょう。
自分の作品を作りたい建築家。
発注者の人格や、その建物を使う目的の性格を最良の形で表現することを追及する建築家。
こんな風に2種類に分けることができます。
前者は自分を芸術家のような性格を持った建築家と認識しており。
後者は正解のない最良を追い求める求道者のようです。
前者はエゴの表現者であり。
後者は住まい手や使い手の思想を具現化する創造者ともいえます。
こんな識別をすることは一般の習慣にはないかもしれません。
しかし、経験上この二極に分けることができます。
「そんな乱暴な分け方・・・」と思われる人もいるでしょう。
でも、本質的にはこれらは相反する性質であって、共存できない価値観と言えます。
例えば、個人の住宅を専門にやっているという建築家がいたとしましょう。
「専門」と線引きしてしまうのがエゴだと言えます。
神社仏閣や、美術館や商業施設。
その性質をより良い形で表現するために、エゴなく取り組む人間性が必要になります。
「専門」と線引きすることにおいて偏りが出てしまう。
その場合は建築家ではなくで、住宅家と名乗った方が正確でしょう。
刀匠の工房も、陶芸家の焼小屋もそういう人には無理です。
その使い手の使命感や価値観を表現する感性を持っていません。
芸術家のアトリエも無理でしょう。
創造力を広げる空間を提案するために、まだ見ぬ英知につなげるチャンネルを自ら封印しています。
そりゃデザインのキレイな空間は作れるかもしれませんが、芸術家の感性を最高の状態にするために必要な要素を表現できるとは限りません、というか多分無理でしょう。
自分の作品を作りたいと思っている人間には、そういう提案に向いていません。
真の建築家とは正解のない結果に向かって、使い手の想像を超える創造力を持っていなければならない。
そんな風に思います。
フランク・ロイド・ライトをはじめ、偉大な建築家はいます。
彼らの共通点は、発注者が求めている以上の創造性を発揮した点です。
今風に言えば彼らの設計には「サプライズ」がありました。
あらゆる人格や人間性を理解した上で、その人たちが満足するための空間を追求したように感じます。
より最良の形の追求、空間の追及があったと思います。
私が感じるだけで事実かどうかはわかりません。
しかし、発注した人たちが評価していることから読み解けば。
そのような言葉で意識したかどうかはわからないけれども、結果はそのようになっています。
すごい。
感性なのか、本能なのかはわからないが。
創造力と、発想のエネルギーは、異質と感じるほどに強烈だ。
それがわかる位の経験を踏んできているらしい・・・
自分のことをそんな風にも分析できる。
最後に。
創造力に富んだ人の共通点に触れたい。
彼らは誰からの評価も望んでいない。
仕事をすることだけが願いであり、完成させることに情熱を持っている。
しかし、完成しないことを知っている。
完成させてしまったら、多分それ以降仕事をすることはなくなるだろうと感じている。
そういうプロに逢ったことがあるので言いきれるが、どんな分野にもそういう狂ったような価値観を持っているプロが存在する。
したいことが多い人は、その分雑味が多い。
雑味の分だけ、エゴが出るのではないか?と感じる。
それが正解かどうかもわからないが。
純粋に仕事に取り組んでいる雑味の少ない人。
完成しない仕事を完成させようとしている求道者。
建築家を探すなら、そんな人を求めると面白い。
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コメント
わたくし エゴだらけです。
こうちゃん
ブブッ!!
エロだらけ?
あっすみません!!
エゴですね。
エゴ・・・
まぁどちらもOKですよ。
杉岡さんには すべてお見通しですね・・・