2008年01月25日

耐震性について

耐震性について語るには、公的な見解についても理解していなければならない。

気象庁に「震度階」と呼ばれる地震の強さのレベルを規定する資料があった。

これが実に面白い。

縦割りの上に、行政の力関係が見え隠れしている。
マンションを検討している人は今回は必見です。
すごい内容になってしまいましたから。


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震度は「0」からあるようだ。
「人は揺れを感じない」とある。
そりゃそうだろう。
0だもの。

震度1
微震とある。
「屋内にいる人の一部が、僅かな揺れを感じる。」とある。
鈍い人は気付かない、と書かないところに役所の配慮を感じる。
一時停止の標識で「止まれ」と国民に命令する文章を決めた人たちも見習うべきだ。

震度2
軽震
「屋内にいる人の多くが、揺れを感じる。眠っている人の一部が、目を覚ます。」
この表現も絶妙だ。
いいなぁ、気象庁。

震度3
弱震
「屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。恐怖感を覚える人もいる。」
お前揺れているのに気付けよ、と突っ込まれる人間もいるらしい。
恐怖感を覚える・・・の引用も素晴しい。

震度4
中震
「かなりの恐怖感があり、一部の人は、身の安全を図ろうとする。眠っている人のほとんどが、目を覚ます。」
当然、過去の事例から説明しているんでしょうね。
眠っている人のほとんどが目を覚ます位の地震は中震というらしいですね。

震度5弱
強震
「多くの人が、身の安全を図ろうとする。一部の人は、行動に支障を感じる。」
リストラ寸前の売れない営業マンのことかと思いました。
床や地面が揺れて動きづらい状態になることもあるようです。

震度5強
強震
震度5はどちらも強震なのですが、「弱」と「強」の二段階です。
これで「中」もあれば扇風機みたいな区別の仕方なのですが、残念ながら強弱の二段階評価。
「非常な恐怖を感じる。多くの人が、行動に支障を感じる。」
同じ震度5でも行動の支障に関する比率で強弱が変わるようですね。

震度6弱
烈震
「立っている事が困難になる。」
これは怖そうです。

震度6強
「立っている事が出来ず、這わないと動く事が出来ない。」
ここまで来るとパニックになってしまう人も多くなりそうです。

震度7
激震
「揺れに翻弄され、自分の意志で行動できない。」
ここまで来ると運を天に任せるしかありません。
自分で行動できないわけだから逃げることもできないでしょう。
家具の下に転がり込めれば合格点かな?
そんな余裕もないかもしれませんね。

震度の以上「震度階」なるものの紹介でした。
全部で10段階の評価になっているんですね。


さて、私が注目したのは「地盤、斜面などの状況」と「鉄筋コンクリート建造物の状況」です。
震度5弱から随分ダメージが懸念されます。


説明によると、震度5弱から耐震性の高い鉄筋コンクリート建造物も亀裂の発生の可能性があると明記されています。
震度6強になると、耐震性が高くても柱が破損する可能性について明記されています。


震度5強からは地盤の亀裂も指摘されています。
軟弱な地盤では亀裂が発生。
震度6以上になると地割れの可能性が書かれています。


日本の国土はほとんどが軟弱地盤。
地盤の改良が必要な地域が、居住地の多くを占めています。
さらに大量に確認されている活断層。
地震で地割れが起きる可能性は専門家であれば予見できるでしょう。


しかし!

なぜに!

これほど高層マンションが建っているのでしょう?
理解できますか?
私には理解できません。
昨日飲んだ甘酒のせいでしょうか?
今の私にはまったく理解できないんです。

せめて、活断層の確認されている地域では、高層建築は許可できません、とかね。
そういう線引きがあっても良いと思うんです。
地割れが起きて、基礎から倒壊しちゃったらどうするんですかね?
「想定できませんでした」で済まないでしょう。
そういう地域では4階以上の建築を制限しなくちゃいけないのではないか、と思うのはおかしいでしょうか?


一体誰がどんな基準で決めているんでしょうね。
地震に関しては気象庁。
建築に関しては国土交通省。
それぞれの基準で評価するから、合理性にかける政策が行われている。
そんな風に見えます。


許認可が降りていると、市民は安心します。
「多分大丈夫だろう」と感じる人が多いようです。
気象庁の評価では、耐震性が高くても亀裂が入ったり、一部破損が発生するとされているんですね。
それは建設会社は説明しているのかしら?
多分していない会社がほとんどでしょう。
宅建においても説明の義務の範囲を超えていますからね。


今読んでいるあなた。
この異常な状況をよく理解してください。
「庁」よりも「省」が各上なのはご存知ですよね。
なんと気象庁の上には国土交通省が直轄の「庁」として君臨しています。


気象庁でいくら「壊れる可能性があるよ」「地割れが起きて建物が使えなくなる可能性があるよ」と宣言していても、国土交通省の方で許可すれば建築されてしまうんですよね。
その可能性の説明もされないままに。


こういう状況が合理的で正しい政策に基づいた結果だと評価する人がいるのかどうかは知りません。
昨日の甘酒のせいかなぁ・・・
どう考えても理屈が通らないんだよなぁ・・・
知っていても高層マンションを買うんだろうか?
35年のローンを組んで。
知っていたら買わないよなぁ・・・


ということで、気象庁、国土交通省、地震階、についてのレポートでした。
民主党あたりにネタとして渡したら、国会で検討してくれるのかな?


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コメント

甘酒効果は絶大ですね。
しかし 日本はいったい・・・と思ってしまいます。

こうちゃん

こういう仕組みをそのままにしている人たちは甘酒の飲みすぎかもしれません。
早く酔いを醒まして欲しいものです。

現実の一面ご理解していただけましたか?
どう考えても矛盾するんですよ。
やっていることがね。
こわいです。
こわさを紛らわすために甘酒を飲まなければならないかもしれません。

私は粉らわすために梅酒を飲みました。

梅酒も良しとしましょう。

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