2008年03月23日
太くて硬いのがいい
構造材の話なんですけどね。
本当に良いのでしょうか?
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先日本屋さんでチラと見たのですが、構造材を太くて硬いものにすれば強度が増すので100年住宅なんかすぐに作れると言う内容でした。
パラパラとめくってみます。
適正な含水率については書いてありません。
「ふむぅ・・・それじゃダメじゃん」
解説しましょう。
木材は乾燥が保たれている強度を保ちます。
紙で考えてみるとわかるんですけどね。
乾いていると強いですよね。
ところが湿気たり、濡らすと簡単にビリビリ破ける。
濡れると強度が下がるんです。
木材も一緒でして、適正な含水率、乾燥の度合いを維持できると強度が保たれます。
夏と冬では木材の含水率も変わります。
肝心なことは、構造が乾燥される状態で通気が確保されていること。
建物全体が呼吸できて、適正な含水率を確保できる通気構造になっていることなんです。
構造材の強度が下がってきて倒壊した建物なんて聞いたことがありません。
「近所の○○さんのお宅、先日老朽化が原因で倒壊したんですよ」
井戸端会議でもそんな話なんか出ません。
土台や根太が湿気でやられて床が抜けたとかはありますけど。
構造強度は通気構造で保たれるという説明も当てはまる位です。
構造材の強度と同時に、構造が呼吸できる構造であること。
この両方が満たされていないと、長く耐久する建物を造ることができません。
構造材の強度を高めるのは簡単です。
それこそ、太くて硬い建材を使えばOK。
簡単、簡単。
しかし、通気構造にする工法は考え方が難しい。
構造的にスカスカの伝統工法にするか。
もしくは高気密住宅にして、床下からきっちりと計画換気を行うか。
これのどちらかです。
基礎パッキン工法とは違いますよ。
基礎パッキン工法≠構造材の適正含水率は保たれる、ではないのです。
違う視点での考え方が必要です。
構造材が丈夫なだけでは不十分。
建物全体が呼吸できるような、通気の哲学が必要になります。
同時に構造内結露が起きないような発想も。
そもそも「外断熱」「基礎パッキン」「高気密」「強度の高い構造材」などから、ワンアイテムだけで住宅を良くすることは不可能です。
建材も選ばなくてはいけないし、
自然換気で行くのか計画換気で行くのかでも違うし、
断熱や冷暖房の方法もそれらの組み合わせで考え方は全部変わってきます。
大事なことは目的に応じてそれらの組み合わせを考えることのできる発想なんだと思います。
本にまでして偏った知識を販売する権利は確かにあります。
でもね。
私から見たら迷惑な本です。
耐久させるためには構造材の適正な含水率維持が何より大切です。
「太くて硬い」だけでは不十分なのです。
いやぁ、それにしても。
ツッコミ入れられそうなタイトルだったなぁ。
だれか突っ込んでくれないかなぁ。
太くて硬いツッコミもお待ちしております。
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- by
- at 07:36
コメント
太くて硬い!
スイッチが入りました・・・
スイッチ・・・入った・・・
入ったら・・・
どうなるんでしょう?
・・・・・・・・・・・・少し気になりますね。
いえ。
結構気になります。