2008年03月18日
建設会社を分析する その2 中小建設会社
中小建設会社はわかりづらい。
何をやっているのか、どういう工法が得意なのか。
ホームページで詳しく説明でもしてくれていればまだ良いが・・・
一見して入りづらい雰囲気の会社も多いし。
今回はその辺をできるだけわかりやすくお伝えしたい。
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ハウスメーカーは基本的に新築一戸建てを請け負う建設会社だ。
ところが、中小の建設会社となると出来ることが非常に幅広い。
底辺が広いのだ。
簡単な部材の付け替え工事から、非常に難易度の高い改修工事まで。
当然何でもできる会社も有れば、限定した分野しかできない会社もある。
建設工事において新築工事は難しい工事ではない。
内容的に難しい設計もあるが、何もない空間に物を作るのは、理想的な状態で工事できるわけだから、難易度の高い改修工事から比べたらどうということはない。
改修工事は既にあるものに手を入れるわけだから、どうしてもいろんな制限があるのだ。
建物の水平や垂直が狂っている状態に、真四角の建材を加工して収めていくのが改修工事だから、新築よりも本格的な改修工事のほうがはるかに難しい工事になる。
曲がっている床や、詰まってしまった壁を四角四面に見せるための工事は、熟練した人間でないと対応できない。
事前知識としてその辺は押さえておいていただきたい。
以下項目として列挙する。
「ひとつの工法しかできない」
「新築しかできない」
「直営の専属大工がいる」
「元請工事しか行わない」
「下請け工事もする」
「社長が研究熱心」
「工事は下請けに丸投げ」
「設計事務所の物件も対応」
「下請け専門」
「建売住宅専門」
「非常に高い技術力がある」
「大手に負けないデザイン研究」
「二つ以上の工法に精通している」
「伝統工法、神社や仏閣にも対応できる」
などなど。
多くをかねている会社もあれば、この中のどれかひとつという会社もある。
問題は、一般市民が看板を見ただけではその会社の中身が見えないことだ。
設計事務所並のデザイン性の高い住宅を、デザイン料も取らずに施工している会社もあれば、競売物件で安く土地を仕入れて建売ばかりをやっている業者もある。
多くの場合、この中のいくつかを兼ねていることが多い。
例えば・・・
「元請工事しかしない」
「直営大工」
「社長が研究熱心」
「二つ以上の工法に精通」
している小規模の工務店とかね。
中には
「下請け専門」
「直営大工」
という会社もあるだろうけど。
要するに建設会社は数多あるけれど、どんなことができる、どんな会社なのかわからない。
わからないところに、一生に一度の買い物を託す人はいない。
わかりづらい家作りを商品化してわかりやすくしたのが「ハウスメーカー」だとも言えそうですね。
だから多少高くなっても、わかるところと話をしたい、ということでハウスメーカーで家作りする人が多数を占めるんです。
中小の建設会社でも、大手と遜色のないどころか、建物の品質だけ見るなら大手よりも優れたものを提供している会社もあります。
ただ、宣伝もあまりできないし、一般の人には知る機会が少なく、ご縁がないというのが残念なところ。
中小の建設会社は会社経費が少ない分、販売価格が抑えられています。
そりゃそうだよね。
大手の下請けやっている会社がたくさんあるんだから、その会社が請け負えば単純にとても安くなるのは間違いない。
でも、下請けもできて社長が研究熱心で、非常に高い技術力を持っていて、大手に負けないデザイン性の住宅を建ててくれる工務店がどこにあるのか、一般の人は知らないわけです。
高品質の建物を求めていて、ブランドにこだわらないのであれば、そういう会社での家作りも面白い。
大手と比べて安く注文住宅を手に入れることができる。
ただし、サービスは比べるべくもなくそれなりだ。
ショールームやモデルハウス、数多くの施工物件は、イメージと違う建物になってしまうことを予防してくれる。
大手にはそういう強みがある。
中小の建設会社は残念ながらそのようなサービスは期待してはいけない。
写真と、入居者宅の案内。
カタログ、パース、模型などでイメージを作れる人。
社長や担当者の業務が込み合った時に、相手の都合も理解して待つことができる人。
そういう人であれば、地元の工務店との家作りの方がオススメだ。
万全なサービス体制には、それに伴う経費がかかる。
大手はどうしてもその分の経費がかさむ。
中小の建設会社は大手と比べたらサービスは劣る。
しかし、その分は間違いなく安い。
もちろん高い安いの基準は同程度の建物を前提としたものだ。
利回り10%の新築アパートは坪単価30万円程度で建てられている。
そういう建物でも建築の許可が下りるのが日本の法律だ。
安くしようと思えば、いろんな手段があるからそのような粗悪な住宅は今回の話の前提としない。
ある程度高い品質を有している住宅を建てる時に、大手と中小であれば、中小の方が安く済むよ、という話だ。
さらに言うと「中」よりも「小」の方がさらにやすくなることもある。
社長の自宅で打ち合わせすることになりかねないが・・・
予算が限られる中で、どうしても建物の品質を落としたくないというのであれば、中小の建設会社から業者を探すことになるだろう。
行き届いたサービスを受けながら家作りをしたいのであれば、金額は高くなるがハウスメーカーに頼んだ方が良い。
建設会社にもサービスの表示制度があると良いんですけどね。
よろしかったらその代わりに当社のサービスを利用してください。
そのためにこの事業を始めたわけですから。
コンペを開くか?
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- at 08:37
コメント
サービスの基準はあるものなのでしょうか?
サービスの基準はないんですよ。
ミシュランの星のように審査員がいて、サービスの格付けなんかができたら良いんですけど。
1食10,000円くらいのレストランだから審査もできるのでしょうが、1件数千万円の買い物で格付け審査を公正にするには、いくらかかってしまうのでしょうか?
ただ、ハウスメーカーは、営業、設計、コーディネイター、融資、工事監督、アフターと、一件の住宅で担当者が5~6人つくのが普通です。
営業は総体を管理することになります。
連携が悪いとガタガタな対応になりますが、きちんとしていると、専門性を生かしたチーム対応になりますから、一人何役で対応するサービスと比べますとさすがに見劣りします。
一枚岩になったら、という条件付ですけどね。