2008年05月03日

依田勉三の地

全国の人に、十勝の乳製品は有名だと思います。

バターとかチーズとか。

依田勉三という人がいなかったら、おいしい十勝の乳製品はこの世になかったでしょう。


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十勝開拓に依田勉三あり。
北海道では結構な有名人です。
アイヌ10戸、和人1戸の十勝の地に開墾に入ったのです。
当時は本当に命がけだったようですね。
真冬には零下20度にもなる土地に、断熱材もない当時の静岡県の建物を建ててた訳です。
聞いただけで寒くて死にそうです。


相当な覚悟で開拓には望んでいたと、いろんな逸話が残っています。
ある時人をたくさん増やすことを考えて、入居用の土地を無料で解放したところ、希望者が殺到。
新天地に夢を見て、たくさんの人が集まったと言うことです。
いつもこのブログでも書いていますが、先に「与えている」黄金の法則ですね。
与える、と人が来るんですね。


本とか映画にもなっているので、他にもいろんなエピソードが残っています。
勉三本人は覚悟の上だったのでしょうが、後から入ってきた入植者たちは、あまりの自然の厳しさに根をあげたことも伝えられています。
「死にたくなかったら、命がけで備えろ」
厳しい冬に備えて、暖かい季節に真剣に働くことをうながしました。


依田勉三の開拓精神と、農業哲学がどれほど優れていたかも紹介しましょう。
十勝の農家。
日本でもっとも平均納税額が高いと言われています。
お金をきちんと稼げる仕組みを勉三が作ったからだといわれています。
非常に効率の高い農作業と、販売のルートが未だに確立されています。


そして住宅。
十勝の中心地、今の帯広ですが、住宅の断熱技術は多分日本で一番進んでいます。
旭川と並んで、北海道でも断熱住宅の分野では非常に進んだ考え方を持っています。
省エネ性能では日本一厳しい目で評価される土地柄といっても良さそうです。
勉三が開拓しなかったら、省エネ住宅を作る技術も生まれてこなかったといえます。
私見ですが、省エネ住宅に関しては札幌の建物の考え方よりもかなり進んでいます。
なんせ切実な問題ですから。


依田勉三が開拓に入ったのは1883年。
今から125年前の話である。
近年の話なのだ。
現在の人口は平成18年の記録で358000人。
100年そこそこで35万人もの人が増えてきたのだ。
すごいことだと思いませんか?


ところがこの勉三。
晩年は、自分の人生を振り返って不満が多かったようです。
思ったように開拓できなかったことを随分悔やんでいたというのです。
あと、犠牲になって人も多かった。
そのことについて責任を感じていたようです。


人間である以上完璧はありえません。
充分に賞賛される成果を収めたと思います。
でも、そんな話を聞きますと、暖かく、責任感の強い人間性を感じて魅力的に思います。
開拓者は大変ですよね。
誰もやっていないことをするわけですから。
誰にでもできることじゃないんですよね。


十勝の乳製品を見ていて思い出しました。
依田勉三。
北海道の生んだ偉人のひとりです。


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コメント

恥ずかしながら はじめて知りました。

  • こうちゃん
  • 2008年05月04日 20:33

北海道の人でも知らない人はいっぱいいますよ。
でも十勝では有名人です。

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