2008年05月31日

恕(じょ)のある行い

恕。
じょと読みます。

孔子の教えにもあり、道徳ではたびたび出てくる言葉です。
一言で言うと思いやりのことなんですが、考え始めるととても深い言葉だなぁ、と思います。


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言葉や表情や態度。


これらは全て回りにいる人たちに影響を与えます。
10人いようと20人いようと、たった一人がしかめ面をしただけでその場の雰囲気は壊れます。
感情に囚われて言葉や振る舞いをコントロールできなくなる人がいると、家族であろうが会社組織であろうが調和が乱れます。


恕というのは、人の嫌がることをしないことだと解釈している人もいます。
反発。
否定。
無視。
拒絶。
高慢。
怒り。
脅迫。
これらの行為を喜ぶ人はいません。
しかし、日常意識してみていますと、このコミュニケーションがとても多い。
特に親子関係。
子育て世代の親が、自分の子供に対してこういう態度を繰り返しているのをみると悲しくなります。
実は心理学的にも、精神形成上これらの態度は人間の心に大きな傷をつくることがわかっています。


例えば言うことを聞かない子供に対して
「あんたなんかもう知らない」
「欲しいおもちゃなんてもう二度と買ってあげないからね」
「おやつぬき」
「片付けないんなら捨てるからね」
とか。
こんなことも子供に対しては「恕」に反する行為といえます。
ついつい子供には言ってしまうことありますけどね。
何度も許してあげたのに、さらに繰り返されますと最終手段として使ってしまうことがあります。


さて、親子関係は他人と触れ合わない部分ではありますが、社会に出ていますとこの「恕」にかけた配慮でいろんな対立が起きています。
さらにそれが負の連鎖を引き起こし、修復不可能な人間関係を引き起こしたりもします。
世界が破滅してたった二人が生き残れたとしても、その相手が許せない奴だったとしたら、協力することもなく「くたばれ」とはき捨ててどこかへ行ってしまう様な。
そんな人間関係も「恕」に欠けた行為によってできてしまうこともあるでしょう。


体のキズなら治せるけれど、心のキズは体のキズほど治しやすくありません。
恕に欠けた行為は、簡単に人の心にキズをつけます。
とはいえ、人間は完璧ではありません。
自分には例え悪意がなくても、傷つく人はどうしてもいるでしょうし、どこで恨みを買っているかもわかりません。
謙虚に、調和を大切に。
誰も傷つけることがないように振る舞いたいなぁ。


ということで最近お気に入りのキーワードは「恕」
家庭においても職場においても不可欠な価値観だと思います。


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コメント

勉強になりました。

  • こうちゃん
  • 2008年06月02日 01:34
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