2008年06月04日

勘違いしてはいけない

エゴグラムをはじめ、心理分析を扱う人間は細心の注意を払わなければなりません。

心理診断はあくまでも補助行為であり、威厳を持った宣告になってはいけません。

そういうことに注意してクライアントにはアドバイスを行っています。


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心理診断はその人の日常の思考、生活のパターンまであぶりだすこともあります。
心のレントゲンと例える人もいるくらい、本人の個性を客観する手法にもなります。
だから扱いには細心の注意が必要です。


笑いながら「あなたにはこういうところがありますね」なんてやってしまうカウンセラーもいます。
部屋をのぞき見された上に、上から見下ろされて笑われた印象を感じてしまう人もいるでしょう。
クライアントにそういう心象を与えてはいけないのです。
心理分析は自分を発見するツール。
何を発見して、何を改善するのかは、基本的は自己判断です。
失敗のパターンの原因についてヒントを提供する程度は、自己発見の手伝いの範囲を超えないので問題ないと思いますが、断定的な診断は逆効果です。


ところが自尊心の形成について知見を持たないカウンセラーやコーチの一部には、平気でこのタブーを犯す輩がいます。
まるで数式を解くような感覚で、「こういう性格は、日ごろこういうことを意識すると改善できますよ」みたいなコメントをつらつらと披露します。
これらは人格否定につながるため、不信感の増大や対人恐怖症の原因にもなりかねません。
人格は無意識のうちに作られるため、それに対して評価されたり、改善を促されたりするのは本人にとってとてもきついのです。
個性に対する権威的な評価は自尊心を傷つけます。


例外的に本当に気心が通じ合えた相手とは、問題と人格を切り離すことによってそういう会話が可能になります。
例えば、当社提携の建設会社の社長とは「社長CP高いから・・・」とか平気で言っています。
情緒が安定しており、自尊心が確立できている人に対しては解決への早道になることが共通認識になっているからです。
昨日の記事「ラポール」が構築されている関係であれば例外的に許されるケースもあるということです。


自分の経験でもあるのですが、エゴグラムの見方がわかるようになったりしますと「人とは違う特別な力」を持ったと錯覚することがあります。
力を誇示したくなったり、高慢な相手をギャフンと言わせてやりたくなったり。
若かりし頃は確かにそういうことがありました。
恥ずかしい限りですが・・・
今はそんなことはありませんよ。
多分・・・
(自信がないらしい)


謙虚に感謝を忘れず。
相手の自尊心を傷つけることがないように思いやりを忘れず。
どこまでできているのでしょうか?
自分ではわかりませんが、精進していきます。


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