2008年08月31日
保証がついているからといって・・・
補償の考え方について今日は演説したいと思います。
保証も保障も同様です。
役に立つと思いますので最後までお読みください。
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建設会社の売り文句のひとつに「第三者保証に加入できます」というのがあります。
何かというと、品質を満たしている工事であるので、瑕疵担保保証について第三者が保証します、というのものだ。
保証がつくことによって、建設会社が倒産しても義務期間の瑕疵発生については責任を持って直します、というのが売りだ。
確かに消費者にとってみれば、会社がなくなっても保証が残るのは安心だろう。
絶対に倒産しない会社はない。
どんな大企業であろうと、経営危機の可能性はある。
これは第三者保証を行っている会社にも同様のことが言える。
社会的な影響が大きいため、倒産させられない会社もある。
相互扶助の制度により、サービスを引き継ぐ制度を作っている業界もある。
しかし、どんな会社であれ、会社である以上倒産の可能性は「0」ではない。
倒産しやすいかしづらいかの差はある。
基本的なことだが、それを忘れてはいけない。
今回の記事の本題はそこではない。
保証を求める国民性が「異常」とも呼べるレベルになっていることなのだ。
スグに「安全」「責任」と言葉を並べ、「我々は被害者だ」と声高に叫ぶ。
自分がどんなに勉強不足であってもそれに触れることはない。
どんなに無関心であったかも語らない。
いかに幼稚で、いかに不勉強な自分が選択した結果だったとしても、それをそのように認めることは少ない。
その部分は一切触れずに、「自分たちは被害者だ」という。
例えば何度かこのブログでも記事にしているが、一部の集成材で使われている接着剤は「水」にとことん弱い。
水気で膨らんだり、剥離(はくり)したりして、構造全体の強度に大きく影響する不良が発生する。
そんな構造材を「出水危険区域」に普通に建てて自社保証とあわせて第三者保証を受けている建物もある。
床上浸水になったりしたら大変だ。
その後地震が来たらどうするのだろう。
こういう問題は、保証しているから大丈夫とかいう問題ではない。
必要知識が充分ではない消費者をだましているのと変わらないように見える。
そして同時に、必要知識が充分でないのに、なぜ簡単に決断して買ってしまうのかについても憂慮してしまう。
大学入試センター試験では、マークシートで回答を選ぶことができる。
とりあえず、ちゃんとした勉強をしていなくても回答できるのだ。
何問かは正解するだろう。
しかし、不正解の方が確率的に多くなる。
良い点数は取れない。
だから、学問の知識が不十分であれば合格点に至ることはまずないと考えて間違いない。
マイホームに置き換えて考えてみよう。
定年まで支払いが必要なのに、ちゃんとした知識を勉強する人が少ない。
銀行がお金を貸してくれるから、その範囲内で購入できるものから選ぶ。
そんな買い方をしている人がなんと多いことか。
勉強していないのにマークシートで選択するのに似ていると思いませんか?
正解もあるだろうが、不正解はそれ以上に多い。
保証が付いているから、という理由で簡単に選びすぎているのではないか・・・
どうしてもそういう印象がぬぐえない。
保証期間はたったの10年。
オプション選択をしても20年。
それも会社が存続していてのお話。
あまり当てにならないことを忘れてはいけない。
保証制度はあった方が良い。
それを批判しているわけではない。
保証に依存して安易に選択するリスクを知るべきだ。
そして、建物に関しても最低限の知識は勉強しよう。
ジャングルに冒険に出かけるためには、知識とそれに基づいた装備が必要だ。
マイホームの森で迷わないようにするための方法は二つ考えられる。
ちゃんとした知識を身につけるか。
ガイドを雇うか。
良いガイドになれるように努力は続けていますので、いつでも声をかけて欲しい。
あなたの目的とするポイントまで、最良のルートを提案しますよ。
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- at 13:05
コメント
知識はつけておくべきなんだなと改めて感じました。
山猫大地さん
コメントありがとうございます。
必要知識は大切です。
説明義務のないものは基本的には説明されません。
当社の業務ではかなり関連するところも想定して説明範囲を広くするようにしていますが、「万全か?」と聞かれると「他よりはマシ」と答えるていどかもしれません。
建設業界は完璧主義者には理解しずらい世界かもしれません。