2×4の基礎知識

 ツーバイ工法の歴史から見ていきましょう。
その出発点は北欧になります。
今から230年余り前に、ツーバイ工法の原点になるパネル工法が開発されました。
移民でアメリカ大陸に移住した人たちが、より合理的に工夫をしていったのが、ツーバイ工法の起源です。
 ちなみにツーバイの呼び名の由来は、2×4(2インチ×4インチ)の材料を多用するところから呼ばれていますが、正式名称ではありません。
正式にはプラットフォームフレーム工法といいます。
床(プラットフォーム)を作ってから壁を立ち上げるので、このように呼ばれたようです。
本家アメリカ大陸ではフィートモジュール(フィート:寸法の単位、406ミリピッチ)で柱を入れていくのに対して、日本では尺モジュール(450ミリピッチ)になるのがほとんどです。これは建材の規格が違うため、コストがかかりすぎるのをセーブするためにこのようになってしまったと判断してよさそうです。
よって、本家と比べて場合、柱の入る間隔が日本のやり方では広くなるため、2本ずつ抱き合わせたりするなど、本家に負けない強度を出すための工夫をしている建築会社もあります。

 性能的には合理的に気密性、断熱性が確保されやすくなっているため、高性能な建物を簡単に計画できます。
また、高気密の性能を生かした計画換気も容易に対応できるため、省エネ住宅を作りやすい工法ともいえます。
これは在来工法と比べてという意味ではなく、一般的にそのような建物を計画しやすいという意味です。
床下からの気密を確保しやすいという意味では、在来に比べてツーバイの方に軍配が上がるかもしれません。
しかし、気密性=暖かさという単純な仕組みでもないため、建築業者の説明を良く聞き、実際に入居者の話を聞かせてもらった上で判断したほうが良いでしょう。

 合理的に高性能の建物を検討するなら、ツーバイ工法が無難だという建築業者の意見が多いように感じます。

 ツーバイ工法の命は釘の使い方です。
きちんと規定の間隔内で釘を打っているかどうかは、初めて家を建てる人にも見てわかりやすいチェックポイントです。
金物の多さと建物の強度が比例しますので、ツーバイは釘の多さからも強度を出しやすい工法といえるのです。