ユニットバスの素材

 ユニットバスの材質はFRP(ガラス繊維の入った樹脂)がほとんどです。
耐久性に優れているため、ユニットバスには適した素材です。
通常はFRPに塗装を施して仕上げています。
表面にタイルの張っているものや、セラミックをコーティングしたものなど、美観や耐久性をさらに向上させたものもあります。このような特殊な仕様は普及品よりも一般的に高価になっています。

 30万円程度のユニットバスはFRP製で床も壁も浴槽も作られているのがほとんどです。
600万円を超えるユニットバスは総ヒノキのユニットバスに、さまざまな機能が加わっています。
金額の高いものが、耐久性も優れているとは限りません。
普段のお手入れと、何年たったらお風呂自体を入れ替えなければならないのか、ということも考えて選ぶと良いでしょう。
標準仕様のユニットバスを決めている建設会社がほとんどですが、メーカーの新築向けの企画品である事が多いためお買い得になっている場合があります。

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とてもバランスよく作られている定番品の例(写真:TOTOバスピア)

 浴槽のFRPは耐久性において疑問点が残ります。
塗装で仕上げているため、20年程度の使用で、表面にクラック(ひび)が入るケースが過去は目立ちました。
まぁ20年も使いますと、ほかの所もあちらこちらまいってきますので、入れ替えの時期としては妥当かもしれませんね。

 ちなみに浴槽の耐久性の高い素材はアクリル製の浴槽になります。
アクリルは水族館の水槽にも使われている素材で、非常に水に強いことに加えて、素材自体に着色しているため色落ちや表面上のクラックは発生しません。
24時間風呂にするなら耐久性の面でアクリル製の浴槽しかありません。

 24時間風呂と言えば、新築2~3年で塗装にひびが入ったケースがあり、24時間風呂のメーカーとユニットバスのメーカーで裁判になったことがあります。
この裁判でユニットバスメーカーは負けましたが、その後「この浴槽では24時間風呂は使用できません」という表示がカタログに載るようになりました。

 長所だらけのアクリル浴槽のようですが、実は衛生面では問題もあります。
浴槽の取り付け部分において、隙間ができやすく「お掃除ができない」「隠れたところにカビが生える可能性がある」といったデメリットもあります。
価格も一般的にFRP製のものよりも高価になります。
手入れの面ではFRPに軍配が上がりそうですね。

 毎日のお手入れのことも考えずに、好き嫌いで選んでしまうと手入れのしづらさで泣きを見ることも。
最後に、耐久性とお手入れ方法は確認しましょう。