ビニールクロス その1
内壁の種類として、ビニールクロス、紙クロス、布クロス、珪藻土、木、竹、ガラス、金属、コンクリートといろいろあげることができます。
芸術的な意味では何を使っても、使ってしまえば内壁材になってしまうので、種類を上げだしたらキリがありませんね。
一般的なのはなんと言ってもビニールクロスでしょう。
このビニールクロスにも500番、800番、1000番と国内のグレードがあります。
ビニールクロスの素材は塩化ビニルが使われているのが多勢を締めており、環境に対する負荷が問題になっている素材ですから、今後はどんどん減っていくことが予想されます。
塩化ビニルはスウェーデンではすでに国内生産が禁止されております。
化学物質過敏症の人にはご法度な素材ですので、アレルギー体質だと自覚のある人は、多少予算が高くなっても別の素材を選ぶことをお奨めします。
紙クロスはクラシックな素材感が人に優しい感じがします。
難点としては薄い素材ですので、貼りづらいことと、家の狂いよる「よじれ」が出やすいこと。保証外になっている建築会社もありますので、選ぶ際にはご注意を。
布クロスはシンプルな生地タイプと、刺繍や絵柄で「柄」を施したタイプがあります。
柄タイプは重厚で立体感があるため、とても高級感がある反面、値段も相当張ります。
クロスの接着剤もシックハウス問題でずいぶん改良が進んできました。
内装業者も理解していて特別な指定をしなくても、ノンホルマリンタイプを標準で使ってくれます。
主流は人口でんぷん系の接着剤をクロス用の接着剤として使用しています。
「人口でんぷん?」
わからないですよね。
「ヤマトノリ」を想像してください。アレの仲間です。
この人口でんぷん系の接着剤は、溶剤系の接着剤が主流だったころ、伸びづらいし、貼りづらいということで、内装業者からは大変不評でした。
現在では一般住宅の仕様において、低ホルマリンの認定商品の使用義務があるため、危険性の高い接着剤は使われません。
しかし、体質によっては低ホルマリンといえども反応が出てしまう人もいるため、クロスと接着剤に関しては十分配慮したほうが良いといえます。
35坪邸の住宅で、クロスの面積が400㎡も使うことがあります。
好き嫌いも含めて、体や環境に負荷をかけないクロスを選べるといいですね。
ビニールクロスもマイナスイオンを発生させたり、珪藻土が入っていたり、ケナフ繊維で作られていたりと、いろんな種類があります。
それぞれの特徴をつかんで、自分たちの個性に合わせて上手に選びましょう。