照明の種類と省エネ

 照明には2種類あります。

 電気を使った照明と、火を使う照明の2種類です。
日本の個人住宅の場合、ほとんどが電気を使った照明になります。
さらに、電気を使った照明にも大きく2種類ありまして、蛍光灯と白熱灯に分かれます。
水銀灯やLEDもありますが一般的ではありませんので、ここでは触れません。

 蛍光灯からいってみましょう。
開発秘話をご紹介しますと、潜水艦の照明用に開発された経緯があります。
日用品には軍事利用の副産物が多いのですが、蛍光灯も御多分に漏れません。
蛍光灯が開発される前は、潜水艦も白熱灯を使っていました。
ところが白熱灯は熱を発生させるため、艦内の温度が上昇してしまうため、乗組員に大きな体力的負担を強いました。
「何とか発熱しない照明を作れないものか?」
ここを出発点に蛍光灯が開発されました。
フィラメントから放電する電子を、水銀物質に反応させて紫外線を発生させます。
紫外線が蛍光物質を通過することにより「光」になる装置が開発されたのです。
最初の放電時に高い電圧が必要なため、初動電力が大きいという性格を持っています。
早く言うと「スイッチをつけるときにたくさん電気を消耗する」ということです。
ですから、照明を選ぶ際には点け放しで明るくする場所は、蛍光灯を選ぶと省エネになります。
リビングや書斎、勉強部屋などでは蛍光灯の長所がいきます。

 白熱灯は初動電力は変わりません。
電気抵抗により発光させる仕組みですので、抵抗する分、発熱します。
裸電球を触ろうとして「あちっ!」なんて経験ありませんか?
熱くなるのが白熱灯の特徴です。
体が触れそうな場所に白熱灯を選ぶのは注意が必要です。
使いどころとしては、ON、OFFが頻繁な場所。
トイレ、収納内部、廊下、洗面所などは省エネ面で見て白熱灯が向いているといえます。

 また、白熱灯は暖かい光が特徴で、料理をおいしく見せる効果などが知られています。
食事をするダイニングでは、白熱灯が演出を手伝ってくれます。
食欲を増進する意味でも、白熱灯の暖色が効果的です。
ファミリーレストランでは白熱灯をテーブルの上から下げて、料理の演出と食欲増進を目的に使っています。
今度お店に入ったら確認してみてください。
ファミレスに限らず、お料理を出すお店では、白熱灯は半ば常識です。

 省エネメインの話題になりましたが、照明の演出は暮らしにとても大きな影響を与えます。
別の機会にご紹介していきますね。