2008年09月27日
化学物質過敏症対策 その3
化学物質過敏症といっても、反応しやすい物質は人によって違います。
ホルマリン系の物に敏感だったり、塩化ビニル系だったり、農薬系だったりと。
そんな個性もこの症状に対しての見識を難しくしているように見えます。
法則性が見えないので「わがまま病」なんて評価をしている人もいます。
しかし、肉体の個性は様々。
そんなに単純ではありません。
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アレルギーに見られるように、特定の物質に反応する個性があります。
食べ物アレルギーならわかりやすいですよね。
そばがダメな人。
牛乳がダメな人。
卵がダメな人。
なぜ反応が出るのかはわからない上に、人によって反応が違う。
化学物質過敏症は、1万を超えるといわれている化学物質全体に反応するわけではなく、人によって特定の物質には取り分け反応が出やすくなる。
一様な対策で症状が予防できないのも、そういう背景があることを理解する必要がある。
誤解している人が多いので、特に理解してもらいたい事実がある。
シックハウス対策のフォースター(☆☆☆☆)建材は、指定成分を使用していないだけであって、化学物質過敏症対策の建材ではありません。
建設会社も消費者も誤解している人が多いので繰り返し強調しますね。
化学物質過敏症の人には、なんら安全性を保証するものもありませんが、指定成分の他の化学物質はいくら使っていても合法であります。
単語のイメージで「安全なんだろう」と感じている人もいるかもしれませんが、短絡的に結論するのは危険ですのでご注意ください。
建材メーカーは表示義務があるので、安全データシートを作っています。
原材料について説明する資料があります。
例えば接着剤で「でんぷん糊」を使っていたとします。
このでんぷんが「天然由来」なのか「人工でんぷん」なのかは、データシートによって知ることができます。
人工でんぷんの接着剤は、内装クロスの接着に使うことがありますが、職人の体質によってはホルマリン系よりも手が荒れる、と評価している人もいます。
この人工でんぷんもフォースターの対象製品になっており、シックハウス対策建材です。
このように、表示のイメージを過信しないこともポイントになります。
指定成分以外はフォースターの規制にひっかかりませんから。
さらに、アレルギー性の反応は、化学物質に限定された物ではないため、ひとつひとつのチェックが必要になります。
フォースターは過敏症を発症した人にとっては安全とは言い切れない点。
含有成分も、必ずしも化学物質だけに反応するとは限らないため、住む人の体質に合うか合わないかの観点でチェックが必要である点。
この二点を注意するだけでもかなりの確立で発症の予防が期待できる住空間を計画することができるようになります。
しかし、ここで注意点。
複合作用についてのチェックも必要であること。
Aという建材と、Bという建材。
それぞれ単品で体質と合うかどうかのチェックを行った場合、どちらも問題ないと結果が出たとしましょう。
ところが、両方を合わせてチェックした時に、「合わない」と体が反応することがあります。
これはどうしようもありません。
大丈夫な組み合わせを調べるため、再度建材を選定する必要があります。
めったにないのですが、このチェックも必要。
チェック方法を知りたい方がいると思いますが、ブログには載せられません。
多少知識を仕入れたからといってスグにできる方法ではありません。
我流で行うと高い確率で失敗します。
効果がないとか、客観的ではないと批判されるので、公開はできません。
しかし、方法はありますので、本当に困っている方には協力させていただきます。
あまりにもでたらめな情報が多く、過敏症の方の住環境改善の失敗を建設業界は繰り返しています。
とはいえ、当社の選定方法も検証例が少なく、過去は全て成功してきていますが、検討、改良の余地はまだまだあると思われる方法です。
もちろん、結果を保証するまでの精度を持っているかどうかの客観的な検証があるわけではありませんので、似たり寄ったりと評価されてもやむを得ません。
しかし、成分や表示で単純に答えを出さず、個人の体質に合うのか合わないのかで判断するので、高確率で成功は期待できると思います。
本来、まだサービスを始める予定ではなかったのですが、問合せが多く、サービスを始めることを検討しています。
というかはじめる準備を始めました。
医者がサジを投げている病気ですから、本当は逃げ出したい位のプレッシャーを感じます。
困っている人は命が懸かっていますから真剣ですしね。
でも誰かがやらなければ、進んでいかない。
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