2008年09月28日
化学物質過敏症対策 その4
ホリスティック医療を聞いたことがあるだろうか?
対症的な治療、投薬ではなく、住環境、水、空気、食べ物、精神的な環境にいたるまで。
健康を維持するために、生命体として何が必要なのか?
すなわち肉体的、精神的、地球学的、生命哲学などもあわせた統合的な医療をいう。
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当社で主張している化学物質過敏症対策を一言で表すとホリスティックが一番近い。
電気的な環境。
地磁気や電磁波対策はもちろんのこと。
化学物質を排除し、さらに体質に合う建材を選定。
食べ物と水にも配慮し、体内に蓄積した不要老廃物を排出。
体細胞と諸機能を本来の状態に戻すことを目的とした、生活環境と食習慣を提案する。
さらに、精神的な面ではエゴグラムで人格の特徴をグラフ化。
本人が感じるストレスの種類を表面化させた上で、カウンセリングと対策の明確化。
精神的な影響を和らげて、体調の改善を少しでも早めるための目標設定ができるようになる。
ストレスの種類によって、骨に影響を与えるもの。
内臓に影響を与えるもの。
呼吸器系に影響を与えるものなど、ある程度の分類と対策が可能になる。
住環境、体内環境、精神環境を分析することができて、それらの統合的な改善提案ができる。
ケースに応じて、多数の専門家の協力を求めながら対策することも必要だろう。
ここで、問題なのが知見を求める専門家のコーディネイトだ。
知っている人に質問できるケースばかりではない。
知見を持っている人を調査して選定しなければならないケースが多い。
過去の対応例はほとんどそうだ。
知人で事足りることなどなかった。
数日間もパソコンにかじりついて、ヒントを見つけては問い合わせる。
必要があれば、全国どこだろうとこちらから出向いて意見を求める。
そんなことを繰り返してきた中でいろんなことがわかってきた。
化学物質過敏症という病名はひとつだけれど、対応方法は千差万別だ。
個人に合わせたレシピ、スケジュール、アプローチ方法は全て違う。
かけられる予算も違えば、許される時間も違う。
性別も、体質も、性格も、症状も全部違う。
それぞれの個性に合った改善方法を見極め、意思決定してもらうための提案を行う。
10年もこの問題に向き合ってきたから、多少の経験は積んできているけれど、毎回違う角度から分析と対策を考えることになるので、ある意味では毎回初のケースの対応に追われる。
型にはめて考えることと、パターンに当てはめて考えることはタブー。
あらゆる可能性を考えてアプローチしなければならない。
発症している人の中には、「化学物質がある」と思い込んだだけで発症しているとしか思えない例にも出会った。
催眠術をかけて「焼け火箸を付けますよ」と言って、手に割り箸を押し当てると火傷を起す。
精神作用で発症するほど大変なケースもある。
過去の経験で刺激物があるはずだと思っただけでも体が反応を起してしまう。
こうなってしまうと、いくら物質的に、住環境や体内環境で対策しようと効果がない。
精神的なアプローチも必要になる。
ホリスティックにはある意味正解がない。
正確には客観できる正解を示すのが難しい。
医学的にも見解が分かれるのに、建築や、栄養学、哲学などを統合的に判断するからだ。
統合的に分析しようとする瞬間に、関係者全員の共通認識が得られなくなる。
得意分野や、経験がそれぞれ違うから。
共通の認識を生むことが難しくなる。
なによりも、発症している人から信用されている人が中心になっているかどうかが問題だ。
不信は結果に大きく影響すると思って間違いない。
誤解しないように言っておくが、誰のせいとか、誰が正しいという発想は捨てなければならない。
何が正しいのか。
人間としてどうあるべきなのか。
常にそこに判断を求めることがポイントになる。
誰が正しいとかという考え方は、議論を生む。
議論の根本は争いに他ならない。
生命力を強くするための競争は否定しないが、争いはあまり良い結果を生まない。
だから、関係者の中で議論をしてはいけない。
調和が難しくなるからだ。
意見の交換と議論は根本的に違うが、その違いを理解する理性も必要になる。
経験上、化学物質過敏症対策においては、これらの考え方を中心にしてきた。
そのようになっていったと言ったほうが正確かな?
とにかく自分が正しいと思った時点で終わりだと思っている。
謙虚に、事実に基づいて、相談者の利益を優先して行動しなければならない。
連続4回の記事は参考になったでしょうか?
高断熱とか高気密とかオール電化住宅とかの問題ではないのはわかりましたか?
大切なのはあなたに合った住宅を建てることが基本であること。
建設会社の好きな建物が合っていれば問題ないけれど、そうじゃない可能性がある場合は、総合的な提案から選択していくことがポイントになることを忘れないでね。
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