2008年12月06日
矛盾する考え方
お客様と話していまして、会話の中でいろんなことに気付くことがあります。
自分では常識になっているんですけど、改めて「あぁ、そうだよな」と思わされることがあります。
今日もそんな気付きがありましたのでシェアします。
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省エネを考えると一戸建ての住宅は基礎断熱が良いということが常識になってきています。
コンクリートの上に木構造を乗せて、断熱と気密を高めるには一番効率が良いと認識されています。
時代は200年住宅。
気密性の高い住宅を建てるために、効率が良いので採用されることが多くなってきました。
ところが、土台まわりには防腐剤の使用が義務付けられています。
基礎まわりには防蟻剤の散布も推奨されています。
両者を重ねて考えるととんでもない矛盾点が浮き彫りになります。
省エネ上は基礎断熱が良い。
しかし、虫対策を考えた場合、屋内にその空気が循環するため健康には良くない。
そういう矛盾点が現れます。
防腐剤も木酢液(もくさくえき)などを利用することで、薬品のような副作用をさけることができます。
しかし。木酢液は防腐剤として認定されていないのでグレーゾーンです。
アチラを立てればこちらが立たず、という関係が見えてきますね。
実は建築基準法はツギハギだらけで、こういう矛盾点を見つけるのに事欠きません。
消防法との矛盾。
厚生労働省との矛盾。
気象庁との矛盾。
建築基準法内での矛盾。
いくらでも指摘できます。
幸か不幸か縦割り行政は、それぞれの担当分野の見解は発表しても、他省庁との見解の付け合せは行わないので矛盾点についてはあまり話題になることはありません。
それぞれの担当省庁に指摘しても、自分たちの見解を述べるだけで矛盾について解決するための見解を述べることがないのですね。
他の省庁に限らず、同じ省庁においても矛盾する見解を見つけることには困りません。
例えば医療関係者はミネラルウオーターなど良質な水を飲むことを推奨しています。
ところが、水道水では「飲料に適していること」と「殺菌力を有していること」が水道水の条件として明記されており、体内の微生物のバランスを壊すことが懸念されるのに、統括である厚生労働省はこれらの矛盾を自浄できていません。
探せばそういう問題はいっぱいあるということですね。
だから何?と思っている人は多いかもしれませんが。
ひとつの基準を満たしたからといって、他の問題をはらんでいる可能性は否めません。
目的をしっかりと持って、法的問題をクリアした設計にする。
マイホームを建築する時には大事な考え方だと思います。
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