2009年01月31日

家が売れない

毎日大企業のリストラ発表で、さらに買い控えが進んで不景気の悪循環になってしまいました。
ニュースなんか見ない方が景気が悪くならないかもしれませんね。
住宅が売れないと言うことで大変な状態になっている会社がいくつかあるようです。


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今売れていない会社の特徴があります。
商品を持っているんですね。
言い方を変えれば「仕様によって名前がついている企画住宅」を持っています。
この商品が売れない、と困っているんですね。


良い機会なので考えてみてください。
住宅はライフスタイルがまともに影響を受ける「環境」を作ります。
「住環境」といいますでしょ。
収納の多い少ないから始まり、声をかけると聞こえる間取りが好きとか嫌いとか。
住む人の個性に合っているかどうかが大切で、まともに心身のストレスに影響するんですね。
本来であればそれにあわせて作るのが理想的なのはわかりますよね。


紳士服で例えると「つるし」と「注文服」に分けることができます。
「つるし」は完璧じゃないけど要件を満たしているからこれでいいかな、程度の理由で選ばれます。
「注文服」はやはり自分に合った物が一番だ、ということで各部を採寸して、目的に適ったスタイルに仕上げます。
どちらが快適なのかはわかりますよね。
「注文服」の方が間違いなく良いといえます。
ただし、「注文服」は生地も割高だし、職人さんの手間賃がまともに乗ってくるので一般的に金額は高くなります。
「つるし」のメリットは工場生産で大量に作るから、金額を低く抑えることができます。


よく覚えておいてください。
これが住宅におけるウソを見抜くポイントにもなります。


企画住宅は安い。
そう思っていませんか?
「年間決まった数の発注を約束することで仕入れを下げています」
「企画の図面ができているので、人件費を抑えることができます」
裏を返すとね。
「安くするために方法を考えているんだから、この家に合わせて住んでね」
と聞こえてきそうです。


ところがね。
ここで考えて見ましょう。
「つるし」は工場の流れ作業で大量生産だから安いのはわかりますよね。
でも住宅は建築地で工事するんですね。
パネルとかユニットで運んでくるハウスメーカーの住宅は除きましてね。
企画住宅といいつつ、現地で一から作っているビルダーの住宅はどうなのか考えたことありますか?
そういう会社の作っている注文住宅も企画住宅もほとんど原価は変わらないんです。
だから、営業マンが「企画住宅は販売金額を抑えるために作りました」というのにはウソが含まれていることがあるんですね。


営業マンには工事原価が書かれている台帳を見せない会社が多いですから。
営業マンも中身を知らずに、会社から「だから企画は安いんだ、と説明しろ」と言われるとその通りにお客さんに説明します。
私はそのように社内教育を受けていましたし、業界の知人関係も他の会社でも同様だと一致しているので多分かわらないでしょうね。
実名を挙げることも可能ですが、法的にまずいのでそこまではしませんが。


見せ掛けのお買い得感を演出して、手間をかけずに売りたいというのがビルダーの経営者の本音であることもあります。
わかりづらいのだけど、注文住宅を専門でやっている工務店の中には、広告費など余計な経費をかけずにグレードの高い住宅を建てることのできる会社がいくつもあります。


そういう会社で建築してもらうにはいくつか条件があります。
お客さんも勉強しなければならないこと。
ベルトコンベア式のサービスではないので、自分で動くことが多くなること。


最初の勉強は結構厄介です。
工務店の社長は、お客さんにわかる言葉を選んで、誤解しないように説明するのがヘタクソな人が多い。
結局、コミュニケーションの問題で敬遠されてしまいます。
また、会社の事務所も大手のビルダーやハウスメーカーと比べると、入りづらい雰囲気をかもし出しています。
工務店の社長と良く話をしますが「家が欲しいんですけど」と事務所に直接訪ねてきたお客さんが過去にいますか?と質問することがあります。
答えは共通。
「1人もいない」


入り口の感じが悪いんですね。
気軽に入れる雰囲気じゃないんです。
そういう意味でショールームやモデルハウスは全然違います。
比較できないほど雰囲気が違う。
そこからしてお客さんとの距離が離れている会社が多い。
だけど、建築としては最低の料金で、高品質な家を建ててしまったりする。
一言で言うとバランスが悪いんですね。
見た目で損をしています。


まとめます。


今日は話があっちこっちに飛んでしまいました。
実は家が売れないと困っているのは企画住宅を販売しているハウスメーカーやビルダーです。
注文住宅自体は、悪いなりにもそれなりに建てられています。
自分たちのライフスタイルを認識しており、必要を感じているひとは建てているんです。
いつ首を切られるかわらかない人が、家賃がもったないからという理由で企画住宅を買うケースが少なくなっているだけの話です。
ちゃんとした提案のできているところが生き残るでしょう。


企画住宅は営業マンが言うほど安くありません。
注文住宅の提案や設計は経験豊富かつセンスのある人間じゃないとお客さんに伝えることができないため、雇った営業マンがすぐに販売できるような企画をつくるのは会社の都合。
レベルの低さに気付かずに、熱心だし、話しやすい営業マンを盲信して、粗悪な住宅をつかまされるお客さんは明らかな勉強不足。
自分で行動することで数百万円も安く、高品質な建物を建てることができるのです。


マイホームコンサルタントは工務店とのつなぎ役としてサービスを用意しています。
入りづらい事務所に一緒に行くこともしています。


あなたの求めている住宅は、きっともっと安く建てることができます。
工務店を協力者にする家づくりをぜひ体験してください。


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コメント

単身赴任中の夫は、帰宅するたびに「いい家だ」「イイ家だ」と悦に入り、良い家に家族が暮らしていることを喜んでいます。
杉岡さんはじめ、業者さん各位に感謝です。

  • もみの木
  • 2009年02月01日 23:03
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