2009年03月09日

完璧な住宅はない

完璧な住宅はありません。
例えばゼロエネルギー住宅と呼ばれる超省エネ住宅も、耐久性で見た場合疑問点が残ります。
また、健康面で見た場合、自然との隔離状態と見ることもできる室内空間が、健康面に悪影響を与えそうにも見えます。
南国の島国にある、高床式のスカスカ住宅は、自然界のエネルギーを充分に受けながら生活することはできますが、暖房が必要な地域では寒すぎてとても快適には暮らせません。

自然な環境で暮らすことが生命力を高めるといって、文明的な快適さを否定する人もいますが、バランスが大事なんじゃないかな、と思います。
そうやって考えてみると、どちらに行き過ぎてもバランスが悪い。
完璧な住宅はない、というのはバランスを考えた場合、完全に短所を排除できない、と言う意味です。


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天然素材でメンテナンスフリーな建材は限られます。
ごく一部の「石材」と「金」の他は、メンテナンスが要らない建材は多分存在しないと思います。
何かしらのメンテナンスは必要。
そういうものだと思って間違いありません。


メンテナンスが必要ない建材の開発もされてきましたが、天然素材で作られたものを私は知りません。
住宅の外壁でも「メンテナンスフリー」とうたっていても、窓周りの開口部ではコーキングの入れなおしが必ず必要ですし、住宅に関して完全なメンテナンスフリーはありえないという面もあります。


どんなに優れた建材も、新製品も必ず欠点はあります。
完璧な商品はありえないと思います。
品質が高ければ、価格もそれに伴い高いのが通常です。
高品質低価格が理想だとすると、品質的に良い物を求めた場合、価格が犠牲になります。


省エネ性と自然環境は相反する条件です。
省エネと言う背後には、人間が求める快適性があります。
大なり小なり、快適性の犠牲になっている自然環境があります。
だから、自然を大切にした省エネ、というのは小さなウソがあります。
自然を大切にした場合、本来出れば負荷をかけてはいけない、という理屈になります。
しかし、それじゃ文明社会での生活はできません。
バランスを考えて、完璧じゃないけれど、負担の少ないことをやろう。
そうした発想から省エネと言う言葉が生まれてきました。


太陽光発電が環境に良いと思っている人が多いのですが、現在の技術では作れば作るほど、製造時に必要なエネルギー量が、発電で節約できるエネルギーよりも大量になるため、環境破壊につながります。
生産効率が上がれば別ですが、間違いなく環境破壊製品。
それが、省エネの代表のように扱われています。
完璧じゃないでしょう?


完璧を目指すのには無理があります。
何事にも限度を設けて、バランスが取れていれば良しとすることも大切ですね。
満点ではなくて合格点で納得する。
家づくりで注文が多くなると、どうしても予算をオーバーしてしまいがちです。
予算がどうしてもまとまらない人は、合格点を設定して見直してみるといいですよ。


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コメント

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