2009年03月09日
鹿の皮
鹿の皮をなめしたことのある人ってあまりいないでしょうね。
私ももちろん初めてです。
インターネットって便利ですね。
調べたら基本的ななめし方が書いてありましたので、チャレンジすることにしました。
送られてきた鹿の毛皮。
ダンボールを開けて見て、一瞬息を呑みました。
あまりにも生命を感じる光沢。
ダンボールから出してみて、裏側を見るとまだ鹿肉がついています。
肉についている毛皮。
いや、毛皮に肉が残っている、と言うのが正しいでしょう。
スーパーのトレイに乗っているのと訳が違います。
毛皮が天然素材であることは理解できますが、視覚的には「エコではない」と感じてしまいます。
今日のところはへばりついている肉と筋を柔らかくするため、洗剤に付け置きすることに。
時間が経つと腐ってしまい毛皮自体がダメになるようですので、あまり時間をかけずに処理をしなければなりません。
他のことも忙しいのですけれど、ダメにするわけにもいかず、手をかけることに。
処理の順番としては下記の通りです。
① 洗剤で洗う。とりあえず大型のポリバケツがあったのでお湯を張ってつけ置きすることに。
※洗濯機で洗うのが良いらしいが、妻から「やめてちょうだい」と言われました。
妻の言っていることは正しいです。
② 肉と筋をこそぎ落とす。
③ 焼きみょうばんと塩をすりこみ、10日間ほど寝かせる。
大体そんな感じでなめせるらしい。。
まぁ、やってみますけど。
今日も軽く肉がどの位落とせる物なのか試してみました。
これがなかなか落ちません。
専門の工具はないようですので、内装工事で使うスクレーパーを使ってみることに。
スクレーパーってこんな工具です。

カッターの刃をはさんでガリガリと刃を立ててこそぎ落とします。
というか落ちません。
すごく硬いんですね。
ちょっとやってみて、「こりゃ今日のものにならないや」ということで退散。
明日は画像付でなめしチャレンジの様子をお届けします。
夕食中にその話題で会話。
「羊毛の断熱材もあるし、鹿の毛皮で内装を張れば断熱材と内装材を兼ねて暖かいかも」
「はじめ人間ギャートルズみたいな家になっていやじゃない?」
思わず想像して噴き出してしまいましたが・・・
北海道では鹿の獣害が深刻です。
農業を始め、樹皮が食われると森が枯れるため、森林資源の保護の関係でも大変な問題になっています。
もちろん、命のある野生生物ですから大切にするのは当たり前ですが、人間社会との共存という面では駆除をしないと生活が脅かされる人たちも少なくないというのが現実です。
そのために犠牲になる命があるのであれば、大切に遺産を使わせていただきたいと思います。
鹿は死んで皮を残す。
人は死んで名を残す。
誰の言葉だったか忘れましたけど。
死んだ鹿に感謝して、皮を残す関わりを成り行きで持ってしまったようです。
「鹿の毛皮の家」を商品化できるほど鹿が取れるわけではありません。
でも、あの生命感のある素材は、とても魅力を感じます。
イスに使うとか、敷物に使うとか。
寝床に使えないかな、と考えたりもしています。
ペット用の寝床にも良さそうですよね。
野性味がまして、生命力が強くなりそうです。
またご報告します。
ではでは。
- by
- at 23:23
コメント