2009年04月09日

協力者の関係

札幌の注文住宅を安くするという目的を持ってはじめたサービスですが。
最近自分の力ではない何かに押されている感じがします。
仕組みを理解されたお客様から、涙が出るくらいうれしい評価をいただくことがあります。
まだまだシステムの完成とは行きませんが、これからの家づくりにおいて、住む人と建設会社の新しい関係を作ることができると実感できるようになりました。


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普遍的に良い関係があると思うのです。
時代に左右されない。
1000年前も1000年後も変わらない。
そういう住む人と建設会社の関係づくりも当社のサービスの目的です。


最近の日本の住宅は「売る側と買う側」という関係になってしまっていました。
家が商品化し、好き嫌いで購入する、という関係が大勢を占めてしました。
その結果どうなったのか。


アフターに手がかからないような商品のを作るため、ケミカル建材が大量に作られることになりました。
ケミカル建材は職人の技術を衰退させ、工業製品としての箱の如き家が量産されました。
その仕組みを継続するために寿命の短い住宅を大量に販売することが「善」であるような業界体質を作り出してしまいました。
そして、お客様が住みたい家ではなく、建設業者が売りたい家がたくさん販売されてきました。


売るのが上手な業者が知名度を上げ。
例え技術や設計に高度な提案ができたとしても知名度が低ければ経営が続きません。
結局、売るのが上手な業者の下請に、技術を持った人たちが従う形になってしまいました。


知名度の高い、販売するのが上手な業者が、充分な建設知識を営業マンに持たせずに販売方法を磨き上げていきました。
極端な例えですが販売方法さえ確立してしまえば、法律の最低基準を満たしていればどんどん売れました。
アパート同様の構造を持った一戸建て住宅が乱立してしまいました。
もちろん、消費者はそのような事実を知ることができません。
建築のレベルを明確にする基準がなかったのもこの弊害の原因のひとつです。


もちろん、そのような中でも地道にどりょくして、技術を磨いて風土に合った家づくりを積み重ねてきた業者もいます。
先進的な技術は彼らから生まれてきました。
下請けでいろんな物件のアフターや、リフォーム工事をしてきた中で、改善のヒントはいつも現場にあったのです。
それらの経験から、優れた技術を作り上げてきたのは工務店です。


そういう工務店がどこにいるのか消費者はわからないですよね。
住宅雑誌からはそこまでの情報を読み取ることも難しいですし。
結局相談に行くのは知名度の高い会社。
広告宣伝費に建築費の1割もかけているような会社に行くことが多くなってしまうのです。
それは「売る側と買う側」の関係でもあります。


資本主義社会ですから何をするにもお金はかかります。
それは今も昔も変わりません。
しかし、住む人と建設会社の人間関係で考えてみてください。
販売会社と消費者の関係では、家づくりが非常に窮屈なルールに縛られてしまうイメージがあります。
実際にそういう関係になります。
棚板一枚増やすのでも「原価をみていませんでしたので別料金でお願いします」と言われてしまうのがその証明だといっても良いでしょう。


住む人と作る人が協力者の関係だったらどうなると思いますか?
当社のサービスを利用している中で、棚板一枚に追加を請求した例はありません。
逆に10枚追加したのに請求がなかったということもあります。
それは、住む人の期待にこたえたい、お金はもらうけれどもなによりも喜んでもらいたい、という家づくりの思想を持った建設会社との家づくりをサポートしているからだといえます。


もちろん現場によってはそのようなサービスができないほど予算が厳しい物件もこれからは出てくるでしょう。
しかし、住む人が望んでいることを口に出しづらい関係だけはつくってはいけないと思います。
棚板をつけて欲しい。
若干の変更だけど今からできるだろうか。
初めての家づくりでは建築がはじまってから気付く事だってあります。
その時に、販売者と購入者の関係では、全て「お金」が前提として存在します。
協力者の関係には、まず対話があります。
「なぜ、そうしたいのか。どのような方法で可能になるのか」
そのような思いやり、やり取りが協力者の関係においては存在します。
当社のすすめる家づくりは、そんな協力者の関係を約束して、安心して家づくりを進めるところにあります。


建設会社とセカンドオピニオンの存在。
困った時にはどちらにも相談できるのがサービスの柱。
時には代理人となり、時には仲介、仲裁に入り、初めての家づくりを全般的にサポートします。


住む人と建てる人だけでは協力者になるのが難しい問題でも、第三者の公平なコンサルタントの存在でスムーズに協力者になることができます。
専門知識の通訳者になることもあります。
お客様の代わりに手続きに行くこともあります。


旅行のガイド役。
軍師。
参謀。
そんな例えもできそうです。
初めての事業を進めるのに、サポートする専門家と考えていただいて良いと思います。


何かしらはじめての大きな決断をするのに当たって、経験者の知恵を借りる。
それは昔も未来も変わらない正攻法だと思います。
戦争、旅行、会社経営。
未知の経験に備えるために、経験者、研究者の知恵を借りるのはどの時代にも行われてきました。
しかし、家についてはそのような存在、職種がなかったといえます。


セカンドオピニオンを立てずに成功する例ももちろんあります。
また、知名度の高い会社の販売方法が全て問題あるという意味ではありません。
大きな会社ほど担当者のレベルによって全然違う家づくりになります。
良い人に当たればいいのですが、当たりが悪ければとんでもない不運に見舞われることもあります。
担当者を選ぶことができないのも難点ですね。
それらの問題を解決するために、担当者との相性も非常に重要。
目星をつけた建設会社一軒一軒を訪ねて、相性まで確認できる人はいいです。
家を建てたいと感じる世代は、仕事にも子育てにも忙しいのが当たり前。
したくてもできない、というのが普通ではないでしょうか。


それらの問題を解決するには・・・
考えた末に結論したサービスがマイホームコンサルタントでした。
建築学、心理学、コミュニケーション、コーチング、ライフプラン。
生涯健康的に暮らすための計画に必要な全ての要素を含んでいます。


そして多分、このサービスは完成することはありません。
根幹の部分は普遍的でも、社会に応じた変化をしていくことで完成度が高まります。
これからの時代の新しい家づくりの方法として。
住む人が主役。
協力者として家づくりをサポートする。
そんなサービスの一歩としての役割は果たせていると感じています。

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