2009年04月23日

吹き抜けの長所と短所

吹き抜けを希望する前に、長所と短所をちゃんと理解しておきましょう。
理解しないで建てるととんでもない失敗につながりかねません。
吹き抜け希望者には必見です。


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長所。
開放感。
明るい。
二階とのコミュニケーションが可能。


短所。
温度差。
二階に熱が逃げてしまったり、コールドドラフトで不快的な風を感じたりする。
いつもホコリが舞っている。
南側につけてしまいリビングが明るすぎ、家具の色やけもひどい。


こんなところです。
また、居間階段を絡めた吹き抜けはさらに家中に階段の上がり降りの音が響くこともあります。
音に対して神経質な人はやめたほうが良いかもしれません。


住宅雑誌を眺めて写真の世界で判断すると手痛い失敗になりかねません。
特に短所で紹介した事例は、解決できるものもあります。


例えば温度差。
これは断熱がしっかりしており、気密性でいうとC値0.5以下の住宅であればほとんど起きません。
吹き抜けに窓でもついていればどうしてもコールドドラフトは発生しますが、二階に熱が上がってしまうなんてお粗末な結果にはなりようがありません。


コールドドラフトとは温度差による空気の移動です。
窓面で冷やされた空気が下方向へ移動する、家屋内の「風」ともいうべき現象。
体表に形成された体温熱の層が破壊されるので寒く感じるけれど、温度センサー上は快適な室温が表示される厄介者。
窓は必ずつきますので、予防は不可能。
風の通り道を避けて座るなど、家具の配置などで対応しているのがほとんどです。
コールドドラフトのクレームは非常に多く、なぜ、それが発生するのかを説明できない建設業者もたくさんいます。
だから説明もしないのでクレームになってしまうのでしょうけれど。
家族に寒がりの人がいるのであれば、充分注意して設計しましょう。


いつもホコリが舞っているのも困り者です。
その空気を吸い続けることになりますので、ハウスダストを発症しかねません。
住宅内のイオンを調整する技術を持っている建設会社であれば、ホコリの持つ電位を安定させ、下に落としてしまいきれいな空気環境を作ることもできます。
まして吹き抜けを落ちてくる光がホコリを光らせますので、ホコリっぽい印象を感じてしまいます。
清潔好きな奥様の家ではそのような環境が良いとは思えません。
ホコリが視界に入るたびに、奥様のストレスが発生します。
たまたまイオン環境が良い住宅にできてしまう例もありますので、吹き抜け=ホコリが目立つ、と言うわけでもありません。


病気、ストレス、不快感の原因になる要素を指摘できるのは理解してもらえたと思います。
長所にばかり目を向けて、それらの要素を検討しないで判断するのはオススメできません。
長所と短所は表裏一体。
短所を理解して対策しておかないと、日々の生活においてストレスを感じる原因になりかねません。


温度差対策とコールドドラフトの説明をしてくれない建設業者に吹き抜け住宅を頼むのだけはやめたほうが良いです。
過去に何件そういう相談をされたかわかりません。


吹き抜けは何も良くない、と烙印を押してしまった入居者もいます。
そんな単純ではないのですが、説明と対策が不十分で残念な結果になってしまった例も少なくないのは事実です。


吹き抜けを頼む時には長所と短所をちゃんと理解してからにしましょう。
ちゃんと理解して頼めば、明るく快適な空間を作るのにとても有効ですから。


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