2009年04月27日

土地診断のポイント 間口と奥行きの関係

土地の向きにこだわるよりも、隣地の建物の距離を考慮した方が良い場合もあります。
土地は広さ、向き、間口、奥行きそれぞれに長所と短所があります。
今回は間口と奥行きの考え方の基本について。

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同じ南向きで同じ広さの土地、AとBがあります。
AとBの土地では間口と奥行きが違います。
同じ大きさの家をそれぞれに建てた場合、道路を挟んで南側の住宅との距離がこれほど変わってきます。
スケール上の説明ですが、Aは22メートル。
Bは14メートルの離れです。
どちらも日照には影響しません。
しかし、一般的にお金がかかるのはBの方です。


なぜなら。
道路側に柵、塀などを建てる場合、Bの方が距離が長い分工事費も多くかかってしまいます。
庭工事や舗装工事の面積が一緒でも、道路と接しているのが長い分、道路境界線に必要な工事代金がかかります。
たとえ面積が同じであってもこれは大きな違いです。


もう一点の違い。
それは道路を通行する人と車との距離です。
Aは結構距離が開いていますが、Bは顔を認識できる位の距離です。
エゴグラムでACが高い人のストレスについて触れましたが、BはACが高い人が暮らすにはとても大きなストレスを感じる可能性が高いため、視線を遮る設計がストレスを避けるポイントとなります。


向きにこだわるよりも、間口を重要視した方が良いこともあります。
例えば東向きや西向きの土地でも、間口が広く南側の住宅との距離が離れている場合、間口の狭い南向きの土地よりもはるかに明るい室内空間を設計できることもあります。


当然、土地を下見に行くと、これらの説明を聞いたことのない人でも周辺環境からその程度の情報は想像がつくと思います。
しかし、下見に行く以前の状態。
広告で物件情報を見ている状況で、これらの情報を想像できる人は少ないでしょう。
向きと広さと値段。
まずそれらを確認した後で見に行くかどうかを決めている人が多数を占めるでしょう。
しかし、もう一歩踏み込んで、間口にも目を向けてください。
他の人が見落としがちな好条件を見つけることができるかもしれません。


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