2009年05月12日
構造材の量
建築面積では1,2階で42坪の住宅。
構造材、下地材の立米計算では31立米を超える量。
そのほかに構造用合板なども。
明らかに一般的な構造よりも、木材が多い方です。
アパートであれば25立米位の構造材でしょうか。
筋かいが入るともう少しいくかもしれません。
ハウスメーカーの見積もりにおいて、構造材の立米数を開示している会社がほとんどありません。
いえ。
私の知る限りありません。
何をどれだけ使っているのかわからないのです。
そして、利益の紛らわせるために、木工事の構造材部分に入れてしまい、ブラックボックスにしてしまうことが多いのです。
2、3枚のペラペラした書類で「見積もりです」と言われても内容がわかりませんよね。
中身を見せられないので、しょうがありません。
見せたとたんに「いくら利益を乗せているのか」がわかりますし、それが同時に法外な金額であることも知られてしまいます。
だから、構造材の使用量を開示できる会社かそうでない会社か、というだけで信頼してよいかどうかの単純な見極めができるようになります。
ちなみに。
垂直方向に対する荷重計算は樹種や含水率によって変わりますが、日本ではそこまで厳密にしておりません。
建物の品質を評価するためには、構造材に使われる樹種。樹齢。含水率。集成材の場合は接着剤の種類。それに加えて使用量。
これだけの要素がわからないと、その建物が値段相応の建物なのかどうかもわからないのです。
「確認申請が通りますから、国も認めている基準を満たしています。」
というトークもあります。
たびたびネタにしているテーマですが、最低限度を満たしていても、最高レベルの安全性を追求していても、基準を満たしていれば同じ説明ができます。
ハードルを越えるのにどれだけの余裕があるのかについて、きちんと説明してくれる建設会社に依頼した方が安心なのがわかりますね。
また、最近では立米数だけでは判断できないケースもあります。
南洋材で作られた集成材です。
10メートル離れていてもはっきり見える年輪は、一年間に急成長する地域で伐採された木材。
そんな木材を多用していても、建物の品質が高くなることはありません。
工法、素材、量。
それらの組み合わせも重要になるので、初めて家を建てる人にはさらに難解な問題になってしまいます。
国で最低基準を底上げして、質の低い建物を規制してくれればよいのですが、今は低い水準の建物でも建築する方法がいくつもあります。
値段を安くするために、それらの仕組みを悪用している会社もあるので厄介です。
見積もりの内容をチェックする目安として、構造材、下地材の立米数。
一つのポイントになるので意識してみてください。
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- at 10:52
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