2009年07月14日
心は環境に反応する~インテリアの影響 その3
日照時間の短い北欧は日本と似ているところがあり、南側にリビングを持っていきます。
しかし、北米やEU圏の国では北側にリビングを配置するプランが多くなります。
三つの文化の違いによって説明することができます。
一つ目は窓からのロケーション。
これは北側の窓からは、南の陽が当たる光景になることを欧米人が好み。
南側の窓からの採光よりも優先することによります。
日本は窓からのロケーションよりも、採光環境を優先します。
一区画の土地が狭く、景色を楽しむような環境が日本に少ない証拠です。
しかし、視点を変えてみると都市狭小地ではなく、田舎で暮らすのであれば日当たりよりもロケーションを優先した方が良い環境もあるということ。
狭小地の文化を影響のない地域に持ち込む必要はないと思います。
ふたつめ。
インテリアの文化。
絵画とか、家具の色ヤケを防ぐのに、南や西の大きな窓は必要ありません。
洋画を見ているとわかると思いますが、必ず絵が飾ってあります。
家具も革張りのものより布張りのソファが多いですし、100年物の家具を使うのも当たり前。
それらのインテリアを紫外線から守るために北側にリビングを配置するのが一般的。
みっつめ。
天気の良い時は外へお出かけ。
天気が良い時に、わざわざ家の中で何かするなんて、欧米圏の習慣にはなかったようです。
外でご飯を食べる。
外でお茶を飲む。
外で本を読む。
そんな習慣が当たり前でした。
日本は・・・そんなことを楽しむスペースがありません。
これらの文化の違いもあり、日本では南側リビング。
欧米では北側リビング、が一般的になったと考察できます。
これらの考察については、ひょっとしたらどこかの大学のなんとか教授がすでに学説を発表しているかもしれません。
日本の常識と欧米の常識は違います。
しかし、常識にあてはめることがすべて、住人にとって正しいとはいえないはず。
自分たちのライフスタイルに合った家造りを意識しましょう。
リビングの日当たりがストレスになる人もいれば、なければストレスになる人もいます。
家具や絵画を飾りたい人には特に注しなければならないポイントです。
明るさを優先するのか、インテリアが日差しで痛むのを避けるのか。
ストレスという視点から見て選択する方法もあるのです。
- by
- at 10:55
コメント