2009年10月05日

ちょっと良い話

松下幸之助の近くで仕事をしていた人のセミナーに参加しました。

いろいろためになる話を聞かせてもらいました。

特に感心したのは松下氏が「人」を中心に考えていたところです。

「人」中心の家づくりをしているので、なるほどとうなづくことしきり。


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人は誰もが「世界で一番すぐれている一面」を持っているというのです。

だから、誰一人として粗末にしてはいけないし、その長所を生かせば必ず活躍してくれる、というのです。

オリンピックでメダルを取る選手は、その競技において「世界で一番すぐれている一面」であると。

そして、どういう才能かはわからないけれど、必ずどの人もそういう一面を持っていると断言しているんですね。


エゴグラムを使ってストレス対策をしていますので、誰もが長所を持っているのは良く分かっていたのですが、「世界で一番すぐれている一面」とまでは思っていませんでした。

そういう視点で人の才能を引き出すことで、世界を代表する企業グループを作ることに成功したんですね。

別に電子関係の研究家でも、世界一の技術者でもなかった故人が、「経営の神様」と呼ばれたのにはそういう視点で物事を見ていたのも理由の一つだったのがわかりました。


注文住宅でいうと、住む人が中心になった家づくりをしないと当然ダメです。

「その方が良い」なんてレベルじゃありません。

「完全にダメ」なんです。

だから、モデルハウスのコンセプトを聞いて参考にするのは良いと思いますけど、その家に住むのはあなたですので、あなたがどう住みたいのかを明確にしなければいけません。

あなたのコンセプトに合った住宅を一緒に考えてくれる、という建設会社がどれだけあるでしょう?

実際には「当社のコンセプトは」「このモデルハウスはこんなイメージで」と押し売りが優先です。

さまざまな要望に対してその上を行く提案をしますよ、という提案は少ない。

というか自社の引き出しでそこまで多くの引き出しが揃っている会社はほとんどない状態です。


建築家の先生もそういう視点で「自分の作品」と言ってはばかりませんが。

「誰の家」なのかを明確にしなければならない、という時点で何かが狂っている感じがするのはわたしだけなのでしょうか?

単純な話なんですけどね。

住む人が主役。

人を中心にした家づくりをしないとダメということ。


生活をするのも。

その生活の中で何かを感じるのも。

全て人です。


であるならば、住む人が何を感じて住むのかを設計の段階で反映していない住宅は、建材をつなぎ合わせた単なる箱になってしまうことがわかりますでしょう。

どんな著名な建築家が設計仕様が、有名なハウスメーカーの設計士がプランしようが、住む人を中心に考えて、その人に合った提案がなされないと満足度の高い生活の品質は手に入りません。


はじめてこのブログを読んだ人は違和感を感じているでしょう。

希望や要望を聞いてもらうから注文住宅だろう、と思っているでしょう。

ところが多くの会社は、お客様が認識している要望だけに対応し、専門知識のない人には予見できない将来的に発生する要望や、潜在するリスクについてはあまり詳しく説明しないのです。

住む人中心のコンセプトにしないと、将来的に不満が出てくる確率は格段に跳ね上がりますから。

そういうことを知っていて家づくりに臨むのと、知らずに業者を選んでしまうので、全然違う結果になってしまいます。


あなたを主役にしてくれる案内役が建設会社の窓口であれば、その会社を信用して進めることも一つの方法です。

しかし、その会社のできることの範囲内という条件はどうしてもついてしまいます。

どこに理想的な会社があるのかを探し出すサービスの必要性はこれからもっと出てくると思われます。

必要のない物は買わないという人が増えていますので、もっと人を中心とした商品作りを企業が行わないといけないんでしょうね。


松下幸之助の話から随分飛んでしまいましたが。

何においても、人間社会でうまくいく中には「人が中心」という思想があります。

これはもう法則ですね。

調和の中には「人が中心」となっている考え方が必ず存在する。

売れない商品は「人を中心としていない」。

売れている商品は「人を中心としている」。

そんな類別も外れていないでしょう。

いつの時代も変わらないもの。

社会という大勢になると、ひとりひとりの人間に焦点を当てるのを忘れてしまいがち。

ひとりが満足しなければ、社会の満足もあり得ない。

「人を中心」とした仕事をしていきたいですね。


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