2009年10月30日

行動経済学で見る住宅購入

行動経済学という学問がある。

損得勘定がどのような感情行動になるかという学問ともいえる。

たとえば。

住宅Aは1500万円で販売しているが、30年後建替えか1000万円単位のリフォームが必要。

住宅Bは2000万円だが、30年後に設備関係の交換程度で200万円程度の改修工事で済む。

あなたならどちらを選びますか?


住宅Aは購入費と維持費を合わせるた総額で2500万円以上の住居費が必要となる。

しかし、住宅Bなら2200万円で済んでしまう。

購入時の費用だけを考えるならAが間違いなく安い。

しかし、耐久性のクオリティが低いため、生涯の住まいとしては欠点が多い。

購入時は割高に感じても、住宅Bは余計なお金がかからず、設備の交換だけで済むので環境にも負荷をかけない。


一般的に考えるならば、2割高でも住宅Bを選ぶ人が多いと思われる。

ここで、住宅の価値観をライフスタイルを実現するための舞台として考えるのか、単なる「モノ」として見るのかで考え方が変わる。

セーターや背広ならデザインの流行り廃りもある。

当然買い替えることもあるだろう。

アパレル感覚で「モノ」的な販売手法を住宅に採用している会社の戦略が見えてくる。

とにかく購入時に安くする。

デザインが古くなるから、その時にリフォームしましょうよと平気で説明する。

「リフォームはいくらくらいかかるの?」と訊いても、「将来の物価まではわからないから、その時になってみんな考えていますよ」などと説明になっていない説明をされることも珍しくない。


ライフスタイルを実現するための舞台として「住まい」を計画するのと比べると、「モノ」として扱われる住宅との違いが明確になる。

住宅Aは損得と好き嫌いで購入を判断することになることが多い。

住宅Bは自分たちのライフスタイルを分析し、将来の計画も視野に入れた購入計画になっていることが多い。

あなたの過去を振り返ってみて。

さらにあなたの周りを見渡してみて。

どちらの価値観で生きている人が幸せに暮らしているのか観察するのをオススメします。


観察する人がいないなら、どちらが自分たちが幸せになれるかを想像してみると良いでしょう。

目先の損得で考えさせる家づくりと住む人を幸せにする家づくり。

どちらを選ぶのも自由です。

あなたは建設会社を見て、どちらの考え方で家を作っているのか見極めることができるでしょうか?

どちらの会社も「幸せな生活」をイメージさせて、将来にわたって家族を守る住宅を提案しています。

片や言葉だけで中身はナシ。

片や真剣に取り組んでいて、しっかりとした提案ができる。

前者が9割以上で、後者は絶滅危惧レベルです。

業者選びで迷ったらご相談してくださいね。


経済行動学で考える家づくり。

あなたはどちらのタイプだったでしょうか?


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