2010年01月15日

補助金に感じる矛盾

お客様の依頼がありましたので、改めて介護型住宅の補助金について調べてきました。

札幌市の場合、「改修」と限定された中で補助金を申請できることがあるのですが。

介護を目的として「改修」する時には認められても。

「建替え」する時には認められない。

矛盾する面もあるようです。

「改修」の定義はあくまでも既存住宅に付与する工事に限定する、ということです。

手続きの要件としてはまず「要介護認定者」である必要があります。

次に、ケアマネージャーの診断。

ケアマネが「この人には補助装置が必要です」と診断しなければ申請できません。

20万円の工事代金を上限に9割の補助が付きます。

条件を最大限に生かすことができたとしても、2万円の自己負担が発生します。


これは現住居を改修する、ということで申請できるという話。


しかし、建替え工事では1円も補助は出ません。

どんなに重症であろうと。

寝たきりであろうと。

既存住宅で介護不可能な間取りなので、建替えなければならない必要があろうと。

1円も補助金は出ません。

親孝行な子どもが、体が優れない親を引き取るためには一切お金は出せない、というルールがありおます。


事情も察することもできます。

そもそも家を建て替えることができるというだけでも、経済的に恵まれているという見方です。

経済的にも大変で、今の住居では住むこともままならない。

そんな抜き差しならない市民向けの制度として考えた場合、この矛盾点にも目をつぶることができそうです。


「まぁ、あなたは経済的にはまだマシなんだから自分で負担してよ」


役所の担当者がそんなことは言えないでしょうが、矛盾の理由を読み取るとそういう解釈も含まれているのを感じます。

改修程度でも補助金が出るんだから、建替えならもっと出るかもしれない、という甘い予測ははかなくも打ち砕かれてしまいました・・・


建替えどころじゃない人の生活を守るための補助金制度。

とりあえずそういう理解をしておきますが。

それでもぬぐえない矛盾感。

これって私だけでしょうか?

祖母は9年間施設で寝たきりで過ごしました。

実家で面倒を見切れないことも理由の一つでしたが。

原型の住宅が介護型住宅にできないという理由もありました。

補助金の精度は万人向けと言うわけにはいきませんので、一番差し迫った条件の人から順に利用できるものになるのはやむを得ないのはわかっているつもりです。


う~ん。


でもなぁ。


なんだかなぁ・・・


しまりの悪い感想で締めたいと思います。

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