2010年01月20日
消費者プロ化
どの業界でも起こってきていることがあります。
それは消費者のプロ化現象。
消費者とプロの差がなくなってきています。
わかりやすい例でいうと「写真のプリント」なんかが良い例です。
自宅でプリントしている人もたくさんいる時代。
デジカメとプリンターの普及は一部のプロを駆逐しました。
車の改造はコアな世界ですが、プロとプライベイターと呼ばれる消費者が趣味で技術を追及している人とほとんどレベルに差がない現象が起きていることがあります。
工具や測定器具など必要なモノだけは整備業者に助けてもらい。
主要な整備、改造などは自分でしてしまう人をプライベイターと呼びます。
自分の扱う車種限定ですが、プロもかなわないほど知識と技術を持っている消費者がいます。
料理の世界もそうですよね。
プロの料理人ではなくても、自分で好きな分野を研究し、お金になるレベルの料理を提供できる消費者もいます。
写真の現像と似ていますが、印刷業者も昨今縮小業界ですが、背景には消費者がパソコンでなんでも作ってしまうようになった原因もあります。
以前はプロしか使っていなかったような加工が、通販で購入したパソコンセットで簡単に作れるように操作説明のビデオまでついて販売される時代になったのです。
さて、建築はというと。
少し遅れていますが、プライベイターに近い消費者もいます。
さすがにデザインなどクリエイティブな世界はマネできませんが、自分の家を作る上で関心のある知識について調査、研究を集中的に深めるため、業者よりも消費者の方がその商品については詳しいという現象が起きることがあります。
「それなんですか?」
とお客さんに質問してしまう。
打ち合わせにおいてそんなことが起きます。
マイホームコンサルタントにおいてもそれはたびたび起きています。
そういう体験をしていると、建築業界も間もなくプライベイターとして自分の家を建ててしまう消費者が出てくるような感じがします。
もちろん、今までもそういうサポートをしている設計事務所などもありました。
メジャーにはなっていませんし、工務店や協力業者とのトラブルも多かったようです。
しかし。
これだけ情報が多くなってきますと、情報収集と処理が得意な人が、建築に必要な業者を取りまとめて自分で家を建ててしまう。
そんな時代がすぐそこに来ているような感じもします。
確かにエネルギーは必要ですけどね。
市況の20%ダウンはコストを落とせるだろうし、それに見合うメリットもありそう。
失敗しないためには、工法や素材、断熱と暖房の相性を間違えないなどの知識も必要になりますけどね。
ある程度確立しているパターンがありますから、それを知識的に習得して、ある程度気の利いた職人を揃えることができれば・・・
なんか本当にできちゃいそうです。
建築なんか、本当に複雑な構造関係を除いて、ちょいかじりで看板を上げられる業種ですからね。
なんせ石狩管内に8525社も去年は存在していますから。
多少の増減の変動はあったにしても。
参入が多いということは、そんなに難しくないと言い換えることもできます。
プロはプロとして、消費者と明らかに「差」がある仕事を示すことができないと、写真業界や印刷業界の二の舞になりかねません。
仕事の質や、「これは消費者がかじっただけではマネできないなぁ」と感じさせる仕事をどれだけの建設会社ができているかは疑問ですが。
賢い消費者が現れることで、プロとしての認識が変わり、仕事の質が変わるといいのですけどね。
自分の損得しか考えていない社長さんが多いから、この業界。
あなたはきちんと「プロ」の業者を見極めてくださいね。
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- at 09:14
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