2010年03月08日
正解のない問題
正しいマイホームの計画方法をサービスの柱にして今年で五年目になります。
手探りで始めたサービスではありましたが、手ごたえも十分に感じております。
しかしながら、ある確信もあります。
家づくりというのは、正解のない世界だということです。
正しいマイホームの計画方法と言っておいて、正解のない世界と言う。
実は矛盾しません。
その辺を語ってみたいと思います。
正しいマイホームの計画方法はお伝えできます。
従来にない様々な情報を想定して、どのようなライフスタイルの変化においても合格点を与えられる家。
そういう家づくりの方法をお伝えすることができます。
ただし計画によって必ず正解が得られるというわけではありません。
正解にするための努力もオーナー家族には必要になります。
安穏として手に入る正解などマイホームにおいてはあり得ません。
エゴグラムやライフスタイルアンケートによって得られる情報は、これからの人生をあるていどシミュレートすることになります。
「こういう考え方、こういうストレス、こういうものが好きな人は、どんな家に住むと快適に感じるだろう?」
オーナーの人物像が具体的であればあるほど、間取りや全体計画へ客観的、合理的に反映できるようになります。
住む人に何かをしてくれる家、とでも言いますか。
それがプラスの何かを与えてくれる家であれば、その家は良い家であり、マイホーム購入は成功したと言えるでしょう。
マイナスが大きく、エネルギーが奪われる家であれば、その家は悪い家であり、マイホーム購入は失敗したといえます。
だから、事前の計画においてプラスの何かを与えてくれる家かどうかを期待できるかどうかを確認する必要があります。
この確認を怠っておいて、マイホーム購入で成功しようなどもっての外。
大小の失敗が必ずその計画には潜むことになってしまうのです。
では、何があれば住む人にとってプラスになるのか?
少なくてもそれがわからなければ、計画に反映することができません。
遮音性なのか。
家族とのコミュニケーションなのか。
夫婦の語らいの時間なのか。
人によって違います。
しかも、自分の要望としてこれらを言葉にまとめあげて、建設業者との打ち合わせにおいて説明することができるかどうかとなるとまた別の問題。
そんな家づくりなんて恐ろしいほど低い確率でしか存在しないでしょう。
エゴグラムとライフスタイルアンケートによって、それら潜在する願望やニーズを、顕在化し客観的かつ合理的な解決方法を提案するための情報を得ることができます。
断言していますね。
もう経験を積んでおりますので断言できます。
言葉で説明できないニーズを発見したり、要望としてまとまっていない家族の希望を読み取るために非常に有効なツールになっております。
それでもなお、家づくりは正解のない問題です。
支払いの問題。
子育ての環境。
毎日のストレスをキャンセルするなど。
家を維持する中で、過去に経験したことのない大小様々な問題に直面します。
それら全てを計画時に想定するのは不可能です。
しかし、ルールを決めておくことはできます。
支払えなくなったら家族を優先し、家は売却する。
家族とのコミュニケーションのための時間は大事にする。
自分勝手に決めずに夫婦で相談する習慣を持つ、またそのための時間を作るとか。
家のルールもライフスタイルによって、一軒一軒違うものになるでしょう。
設計士の思い込みによらず。
客観的な情報によって、それらを読み解きながら、間取りや全体計画に反映していく。
そういう家づくりは可能である、と断言できるだけの経験を踏んできました。
計画はできる限りの情報を反映させなければいけません。
その上で、住む人が住まいという器の中で正解を紡いでいく。
計画を立てることと実行することは違うのです。
だから、いくらいろんな要素を計画に反映する手法やシステムを作ったとしても、それを実行する住む人がその内容を理解していなければ意味がありません。
正解を作っていく努力と言っても良いでしょう。
計画と実行。
両方が揃った時に「正解」が生まれます。
であれば計画の成否は「正解」が期待できる計画になっているかどうか、という見方もできます。
マイホームづくりは正解のない問題。
協力者と呼べる信頼できる関係をつくり。
同じ目的を持って取り組んでいくことも大切です。
結果は数十年後、もしくはあなたが死ぬ時にならなければ結論できないかもしれない。
それでもなお、正解のない問題にチャレンジしないと家づくりに成功はないでしょう。
なんか、難しくなってしまいましたが。
今日は小難しいことを考えてしまいました。
正しいマイホームの計画方法は
正解を約束できません。
しかし、正解になる確率を飛躍的に高めることは約束できます。
ぜひご体験ください。
- by
- at 21:44
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