2010年08月11日
マイホーム論 7
出張などで時間が空いてしまいましたが。
マイホーム論を続けたいと思います。
前回は家は誰の物か、について考え方が広げてみました。
なかなか核心に触れるのは難しいテーマでしたので、今回はもう少しわかりやすい話にします。
その家は誰のための家ですか?
あなたはすぐに答えられますか?
家族のため。
それも正解のひとつです。
そりゃ住む人のためでなければ何のためなのかわからなくなりますよね。
では、「住む人のため」というのは間違いなさそうなので、もう少し深めてみます。
どんな家が住む人のためになっている家なのか?
耐震性が高い。
省エネ。
デザインが良い。
割安で購入できる。
どれも正解ですね。
しかしどれもこれも表面的な問題です。
言い換えるとお金で解決できる問題です。
お金で買える物と、お金で買えない物があります。
ではここでもう一段質問を掘り下げます。
お金で買える物ばかりで考えられた家は本当に住む人のためになる家になりますか?
これは答えづらい質問ですよね。
家族はお金で買えますか?
幸せはお金で買えますか?
お金を出せば病気にも事故にも遭いませんか?
こういう言い方をした方がわかりやすいでしょう。
もう、おわかりの通りお金で手に入る物は限られています。
家はお金を出さなければ建てることはできません。
それは事実です。
しかし、考え方や観点を変えると、その家は家族のために何をしてくれるのかが見えてきます。
これは計画の段階で見えてくる物です。
ここからはちょっと集中して記事を読んでくださいね。
「その家は誰のための家ですか?」
という質問の視点を変えると。
「その家が家族のために何をしてくれるのかイメージできますか?」
ということは別角度から見た同意義の問題です。
家族のコミュニケーションを育むのか。
健康の維持に効果があるのか。
仕事や家事、日常生活の心身のストレスをキャンセルしてくれるのか。
それらお金で手に入らないテーマについても、ソフト的に解決の提案が含まれているのか。
良い家かどうか計画を確認するには、これらの問題の答えが得られるかどうかをチェックする必要があります。
支払いに問題がないから家を建てる。
好きなデザインで暮らしたいから家を建てる。
子育ての環境を良くしたいから家を建てる。
どんな動機からスタートしても構いません。
しかし、答えに至る中で、その家は住む人に何をしてくれるのか、を問うてみて答えがイメージできないような計画は住む人を健康的に、幸せを感じる環境にしてくれない可能性があります。
過去家づくりにおいて、住んだ人の心の状態に観点を置いて計画をまとめる手法がなかったのでやむを得ません。
これらの指摘は経験上間違い事実と言えるのですが、未経験者には「なんのこっちゃ」と感じるかもしれません。
住宅は住む人を幸せで健康的な考え方をするのに協力してくれるようにもなるし。
家族をバラバラにし、心身の健康を害することにも作用します。
住宅を計画することは「準備運動」
建てること購入することは「スタート」
幸せで健康的な考え方で暮らせるのが「ゴール」
ゴールを意識して計画しないと、これらの事実も空論として扱われるでしょう。
しかし、事実は違います。
計画は「ゴール」まで想定して初めて品質の高い情報となります。
人生の終わりの「ゴール」もしくは、その家の寿命を終える「ゴール」。
どちらかでも考えて計画しないと、その家が何かをしてくれるどころか、重荷になって不幸にもなりかねない関係があります。
もしもあなたが家づくりの計画を業者に相談していたのだとしたら。
その打ち合わせの中にこれらの話題は出てきたでしょうか?
そこまで見据えた計画を提案してもらえたでしょうか?
理想や観念的な絵物語ではなく。
具体的にそれらも含めた計画提案をしてくれるかどうかの問題なのです。
それらを考えずに、自分たちのリクエストに応えてくれることばかりで業者を選んでしまっていませんか?
もちろん、リクエストに応えてくれることも大切ですが、本当に大切なのはゴールまで考えた計画方法をちゃんと教えてくれるかどうかなのです。
初めて家を建てる上では、その情報がもたらされることはとても重要です。
もしもそういう情報をもたらしてくる人がいたならば。
こんな例えもできるかもしれません。
熟練の船頭。
経験豊富なガイド。
選手とチームを育てることに長けたコーチ。
いずれの場合も主役はあなた。
満足となっとくと追及する手伝いをする役割ですね。
マイホームコンサルタントは業界において、そのようなポジションを目指したサービスです。
最近のサービス体験者からは「もっと宣伝してよ、自信持って」
なんて叱咤されたりしておりますが。
いえ、自信はあるんですよ。間違いない、と。
宣伝は・・・資本主義ではとてもお金がかかるので限界があります。
建設会社、ハウスメーカーが踏み込めない家を建てる目的の明確化、という新しい視点でのサービスなのは間違いありません。
詳しくは別の機会にゆずりますが、「ゴール」を視野に入れて計画をしましょう。
住む人のためになったと言える住宅かどうかを、数十年後に評価してみることを想像してみるんです。
良い評価が論理的にも、想像としても「できる」なら良い計画でしょう。
ぼやけている部分が多いなら、その家はあなたに好ましくない影響を与える可能性があります。
視点を購入時に焦点するのではなく。
ゴールを視野に入れて計画する。
ぜひ意識してみてください。
- by
- at 16:10
コメント