2010年08月22日
夫婦仲が悪くなる家をつくらないために。
注文住宅というくらいですから、いろんなことを注文します。
間取りやら、外観やら、設備やら。
こうしたい、ああしたい、という希望を積み重ねた物を形にしてもらう訳です。
しかし、希望する物が本当に自分たちの生活にとって良いものか。
家族のコミュニケーションを良くするために効果的かどうか。
そういう大事なポイントは計画時点ではなかなか見えてきません。
アパート住まいの時には肩寄せ合って、膝をこすり合わせて生活していたのに。
広い家になった途端、体の距離も心の距離も離れてしまうような家づくりなら、それはある意味「失敗」と言えます。
自分のスペースは広くなっても、家族の心の距離は離れずにいたいものです。
ところが、何も考えずに自分の欲しい物ばかりを注文しますと、心の距離も離れてしまう家づくりになってしまう可能性があります。
たびたびブログでも紹介していますが、単純な理屈ですので今一度再認識してみてください。
家族のことを考えずに自分の欲しい物を追及する。
当然、自己満足は得られますが、家族も同様に感じてもらえるかどうかは別問題。
夫が自分の好きな物を追及し妻も自分の好きな物を追及する。
なにも悪いことはしていないのですが、結果として心の距離が離れる関係になることもあります。
夫婦の信頼関係が非常に強く、何でも話し合える関係であればその心配は少ないです。
が。
自分たちの現在位置を正確に把握している人ならまだしも、自信を持って夫婦の相互理解ができていると宣言できない人にはちょっと耳を貸していただきたいテーマです。
エゴグラムでストレスの種類を認識するのもこの問題を解決するためです。
ストレスの種類と、ライフスタイルの分析。
両方を確認して初めてこのリスクに対応したプランの提案が可能になります。
もちろん希望を否定するためにする訳ではなく、お互いの納得を確認するために活用します。
ここが最大のミソなんですが、注文住宅は自分の希望やストレス対策を要望するのではなく、夫は妻のためにどうすれば良いのかを考えて、妻は夫のためにはどうすれば良いのかを考えるのです。
そのためにはどうしても客観視できる情報が必要です。
自分のパートナーは何を求めていて、どういう機能や品質、デザインが良いのか、を理解する必要があります。
勝手な想像で進めてもあまりその家が家族に何をしてくれるのかは期待できません。
ストレスや希望の客観視、第三者による認識があって初めて計画に反映できるようになります。
自分の希望を直接リクエストするのではなく、パートナーの希望を満たすためにどうすればよいのかを、相互に考えるのがコツです。
そうすると・・・
夫婦ともに驚くほど快適な住宅にまとまっていきます。
メシの種ですので、こういう重要な情報はあまり出したくなかったのが本音です。
しかし・・・
あまりにも住む人を不幸にするような家づくりが多すぎて。
少しでも心のある人の目に留まれば幸いです。
本日ご紹介した視点、観点で家づくりを相談してみてください。
エゴグラムを取り入れなくてもかなりマシな間取りにまとまっていくでしょう。
しかしながら、本当は自分のパートナーの性格の視覚化、ストレスの種類の共通認識ができた方が精度の高いリクエストになるのは言うまでもありません。
家は単なる箱ではなく、作り方によっては家族を密接にすることも、バラバラにすることも簡単にしてしまいます。
その位住む人の心に与える影響は大きいことは知っておいた方が良いでしょう。
自分たちの生活にとって良い家と言える計画になっているのか。
コミュニケーションを良くする効果を持っているのか。
今一度、パートナーの視点に立った間取りの考え方をして見てはどうでしょうか?
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- at 11:52
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