2013年04月25日

万全な家と個性に合わせた家

デザイン、使い易さ、耐震性能、防火、防犯性、防音性、省エネ性やバリアフリー。

まだまだ上げられますけどキリがない。

万全な性能を有した家を建てることができるのだろうか?

考えてみました。

一昔前は割と単純な要望が多かったのですが、最近のお客様はニーズが多様化しています。

万全な住宅を建てたら、いったいどのくらいの予算で建てられるのか?

坪30万円をうたっている会社の建物にそのような万全を期待することはないでしょうが。

結構、期待値が高く、商品化された住宅ではその期待に答えられないケースも目立つように思います。

デザインの良い家を欲しがる傾向が強いので、カッコいい建物をベースに考えてみます。

カッコいい建物が苦手なのが、収納と使い勝手。

これらの機能性を上げるとどうしてもデザイン的な矛盾が発生します。

それらを調整するのに「広さ」が必要になるため,その結果建築コストは上がってしまいます。

広さが必要になれば、省エネ対策をはじめ全てにおいて割高になっていきます。

耐震性の高い建物であれば、比例して構造材のコストも膨らみます。

そういう積み重ねで建物のコストがドンドン高くなっていきますので、商談当初に想定していた建築費が、思った以上に大きくなって行くことになります。


ちなみに経験上の話をすると。

維持するエネルギーやコストを度外視すれば、大体要望は同じような形に収束していきます。

50坪、5LDK、余裕の収納、車庫付き、ロードヒーティングの南角地。

これが標準的な住宅に求める一つの共通理想とでもいいましょうか。

大きさはそのくらいになったとしても、性能、仕様、機能について積み重ねて行きますと・・・

アパートレベルの品質の建物でも、坪45万円程度になります。

そこそこ仕様の良い建物で、工務店で坪65万円。ハウスメーカーですと、坪80万円は超えますので単価計算すると概算が見えてきますね。


建物だけの建設費で3,000万円を超えると、庶民的とはいえなくなりますね。

庶民的な価格でできることは、そこからいろんな要素を差し引いた物に納まります。

要望をたくさん持って家づくりを検討し始めても、実際に自分たちの資金力でできることの限界をを知った時にガッカリしてしまう人も中にはいます。

欲張りすぎずに、優先順位をしっかり考えれば、選択で間違うことも少なくなります。

家づくりで大事なことは意思決定のために、選択肢がどれだけ提案できるかであると私は考えています。

商品化されている建物はどうしても選択肢がわかりづらくなっており、優先順位をつけづらくなることもあります。

できれば注文住宅で、ご家族の個性や価値観に合った物を建てることをお勧めしております。

家族が仲良く暮らす家にしたいのも万人の要求でしょう。

既製服と注文服の値段が変わらないのであれば、注文服の方がよりあなたの個性に合った物になります。

住宅も一緒と考えてください。

注文住宅ですから、要求した分積み重ねた明朗会計になります。

そういう細かい対応は工務店の得意分野といえます。

ブランドにこだわらず、ライフスタイルに合った物を選ぶなら、工務店の家づくり。


万全な家は予算がいくら合っても足りませんが,個性に合わせた住宅であればある程度予算に合わせた計画が可能になるのです。

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